キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

箱根駅伝観戦

2007年01月03日 | Weblog
今住んでいる寮から100m先に箱根駅伝のコースがある。
鶴見と戸塚中継所の間の保土ヶ谷である。
せっかくだから生で箱根を見ない手はない。

コースに行くとまだ人が少ない。時間は10時。
まだ1時間は来ないと言われたので、自転車で逆走してみる事にした。
ここで、ジョグとならないところが長距離との違いか。

途中、大型テレビを出しているコンビニがあったり、応援者のための休憩所を設けている店があったりと、コース沿線が箱根一色になっている。
保土ヶ谷区と戸塚区の境に当たる峠で自転車を降りた。
もうそのころには、道路脇は人で一杯。

お祭り気分で選手を待っていると、若い女性が話しかけてきた。
駅伝好きなんですよ。
応援しているチームはあるんですか?
駅伝好きなんですか?
やけになれなれしいなと思いつつ会話していると、
エホバの上人を知っていますか?
と聞かれた。
ああ、そういう人か。
すぐに、宗教はやりませんと言って、会話をやめた。
なんか気まずい空気になったので、その場を去った。
あとで、遠くからもと居た場所をみると、その女性はずっと同じところに居て、選手たちをしっかりと応援していた。
ああ、駅伝が好きって言うのは嘘じゃないんだ。冷たくしちゃって悪い事したなと、反省した。

それはともかく、
順天堂、東海大、日本大、日体大が通過した位から、自転車で選手と同じ方向へ走った。
もちろん、併走できるわけもない。抜かされながら応援した。
道路はことごとく全て人で埋め尽くされ、声援が飛び交っていた。
陸上部だけではない。
老人だけではない。
まさに、老若男女が選手たちを応援するために家を出てここにいる。
家族連れが多い。
カップルも多い。
老夫婦、友人同士、学生たち、おじさん、おばさん。
様々な人たちが、ただ一瞬だけでも選手を応援しようと家を出た。
それが集まって、こんなにもすごい光景になっている。

東京は、関東はよそよそしくて冷たいって言うけれど、今日だけはそんなことなくて、日本っていいなあと思えた。それが大きい。

余談だけれど、全選手が通過した後、交通規制解除をつげる車両が走りますよね。
その車両のすぐ後ろに、すごい数のチャリ軍団がいました。
ロードレーサーみたいなかっこいい自転車が多かったので、箱根からずっと着いてきたのでしょうか。『箱根駅伝を追走する会』みたいなのがあるのかもしれません。なんか、楽しそうなので僕もやってみたいと思いました。


青海チベット鉄道

2007年01月03日 | Weblog
青海チベット鉄道、すごく胸が躍る名前じゃないですか?
少し前に完成した、中国の西寧からラサまでの2,000kmをつなぐ鉄道です。

これまで、チベットへ行くためには中国の真ん中あたりからバスに乗ってガタゴトと山道を何日も走らなければいけませんでした。この道のりの険しさやチベットへ入るための手続きの面倒くささから、旅人にとってチベットと言うのは敷居が高だけでなく、一種の聖地のように(実際に聖地ですが)見られていました。

青海チベット鉄道は、そのチベットへ一日で行けるようにしたのです。
建設当時から、旅人たちはこの鉄道の建設をずっと注目してきました。
世界で一番高い場所を走る鉄道です。
車内に酸素吸入器がついていて、飛行機と同じ位の機密性があります。
本当に何もないところを、ひたすら聖地に向けて走り続ける鉄道です。
ほんとうに、心躍ります。

昔から、僕が行きたいと思っていたところが6つあります。
中国、ラオス、インド、ブータン、キューバ、そしてチベットです。
学生のとき、チベットへ行くことができず一度は諦めました。
でも、この鉄道がそれを可能にしてくれるかもしれません。
この鉄道が、一つ夢をくれました。

ただし、この鉄道によってチベットの発展により拍車をかけることは間違いありません。もとのままのチベットを見ることはもう叶わないかもしれません。とにかく、早く行ったほうがいいなと思います。