オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

瓦工場見学

2009年02月16日 | 建築
一昨日は建築士会の勉強会「瓦工場見学」に参加してきました。

地元茨城県では瓦製造も数軒となってしまいましたが、
今回は、茨城県南瓦工事業組合青年部さんの案内により、
旧八郷町へ出かけ、瓦の製造工程を見せていただきました。

この日はポカポカ陽気で、最高の見学日和でした

ほとんどの人が実際の工程を見るのは初めての方ばかりで、
皆さん興味津々で、いろいろな質問が飛び交っていました。

瓦の原料になる粘土がコンベアーで運ばれます。
昔は田んぼなどから取っていたとのことですが、
今は群馬から取り寄せているようです。


一枚の瓦としてカットされる前の長~い瓦です。


一枚一枚カットされた後、ここでは余分なところが一部カットされたり、
瓦を固定する時の釘用の穴があけられます。


瓦の整形ができ、次々瓦が立てかけられます。


立てかけられた瓦を、乾燥用の棚に移しているところです。
次から次・・・もたもたしてられません。


整形された瓦は約1日乾燥された後、いよいよガス窯で24時間焼きます。
ガス窯の大きさにもよりますが、ここでは約1000枚の瓦が焼かれていました。

美しいいぶし瓦が出来上がりました。

建物の様式の変化や地震による心配により、瓦の需要が減ってきていますが、
本来、瓦は日本の気候風土にもっとも適した屋根材です。
瓦屋根の住まいは、夏は涼しく、冬暖かく、何よりも長持ちです。

最近ではどんな家にも似合うシンプルにデザインされた物や、
色も豊富に揃っています。
また、阪神・淡路大震災をかっかけに、
安全性を追求した施工方法[ガイドライン工法]も研究されています。

家づくりの際の屋根材は、是非瓦もご検討くださいませ
瓦であれば、定期的な塗り替えなどはいりません。

ひたちなか市・水戸市不動産売買物件情報





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