オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

ゾウの糞で再生紙?

2009年05月18日 | 環境
社長が購読している雑誌に、週刊ダイヤモンドとニューズウィークがあります。
私は時々おもしろそうな記事だけ、拾い読みするだけですが・・・
(新聞だけでも精一杯なのに、なかなか余裕が・・・言い訳です)

週刊ダイヤモンドでの特集
『社会企業家全仕事 あなたでもできる世直しビジネス』

この記事から大変おもしろいものを紹介します。


なんと、ゾウの糞から再生紙をつくるんです。

霞ヶ関で貸した1万円が縁で
スリランカでゾウの糞の再生紙ビジネスを始めることに。

この貸した1万円がきっかけとなり、その後スリランカへ結婚式に呼ばれ、
大変な歓迎をうけ(凄いビジネスマンが日本からの触れ込みで)
講演を依頼されるなど、たまたま着ていた〇〇クロのフリース、
これらがペットボトルからできているとの話から・・・
いつしかゴミの専門家???
ゴミのリサイクルビジネスを立ち上げることに・・・(とんだ成り行きで)

スリランカではゴミ問題はもちろんのこと、
環境破壊が進み、ジャングルのゾウが街中まで迷い込んでパニックになり、
人間に危害を与え、撃ち殺される事態が頻発していました。
なんとか、人間とゾウがうまく共存できるモデルはないものか?
そこで、ゾウの糞を原料とした紙の生産が考え出されました。

ゾウの糞は拾い集められ、陰干し後に、丸一日かけてドラム缶で茹でて殺菌、
すると、完全に繊維だけになり、臭いも消え、
そこに古紙をまぜ、一枚一枚手で漉いていけば・・・
『ぞうそんペーパー』のできあがりとなるわけです。
(それにしてもあの大きなゾウ、一回の糞の量どれくらい?などと・・・)

現在、工場では100人のスリランカ人が働き、
1日にA4サイズ7万2000枚を製造しているとのことです。
雇用の場もでき、街は綺麗に、ゾウとの共存も可能に・・・感心しました。

このビジネスモデルは「ワールドチャレンジ2006」で、
800のプロジェクトが参加したなか、見事グランプリを獲得したそうです。

ビジネスのヒントがどんなところにあるのか?考えさせられました。

ぞうさんペーパーについて知りたい方はこちらへ
株式会社ミチコーポレーション


ひたちなか市・水戸市不動産売買物件情報



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