オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

ヴォーリズ六甲山荘

2017年10月30日 | 建物探訪
神戸の旅、続編「ヴォーリズ六甲山荘」を紹介します。ヴォーリズ六甲山荘は、1934年(昭和9年)個人の別荘として建てられたもの。



ヴォーリズ(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ)の建築を見るのは初めてです。なんと、もう一つの顔である実業家として、私たちに大変馴染みがあるものが・・・実は「メンソレータム」を日本で普及させた創立者の一人だそうです。

入口ですが、木立のなかを更にすすみます。


国登録有形文化財、近代化産業遺産、兵庫の近代住宅100選にも登録。数あるヴォーリズ山荘建築のなかでも保存状態がよく、当時の状態が改造・改修されず保存されています。



雨戸の戸袋が可動式に工夫されていたり、湿気対策の配慮もされています。避暑地ということで、北窓を大きく開放、とても居心地のよい空間です。


柱と壁は檜、床は楢材、天井の梁は松が使われています。
壁の檜は、山荘風の趣を出すため節のある材料を使い、不統一な幅にしてデザイン性を高めたそうです。



暖炉の前には、対面で椅子が設けられ、暖をとりながらおしゃべりも楽しめます。





これは、各部屋からの呼び出しボタン


和室のメイド室ですが


この部屋には、驚きの仕掛けが・・・扉を開けると、アイロン台が出てきました。すばらしいアイデアですね。



ほんの一部の紹介ですが、品格がありながら温か味のある山荘です。ホームベージでは、間取り図もご覧になれます。ヴォーリズ建築にご興味のある方、六甲方面へお出かけの際には是非!



ヴォーリズ六甲山荘

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