先日、家相鑑定の依頼をいただいて、家を観に行った。
もともと、いわくがある家だから、ということでの依頼だったのだが、
家の中に入るなり、師匠の顔つきが変わった。
次々と、依頼者に「ここはこうしなさい。」と、指示をしていた。
もちろん、降神モード。
それが途切れない。
建物の中のあちらこちら。建物の外、敷地のあちらこちらに、
今すぐできること、できる方法を、伝えていた。
けれども、今すぐできないこともある。
それは、その地を去ること。
鑑定の後、家の御祓いの依頼も受けて、神事も行った。
そして、その中で、師匠が告げたのは、土地に武将の霊がいて、
家主を呼び寄せていたことを告げた。
この家に引っ越して、既に家主は亡くなり、残された家族には
広すぎる家なので、引っ越すつもりなのだが、身動きが取れない
という依頼者のこだわりをほぐし、できる方法も伝えて、神事は
無事に終了した。
見えないけれども、生きているひとに影響をあたえる、見えない力
ネガティブラインが土地に流れていて、土地を横切り、ネガティブ
マインドを引き寄せ、その土地に住むひとに影響をあたえる。
そして、それを防御するお塩や酢、酒もそれ自体は目に見えるが
それが発揮している力そのものは、見えない。
こうして、出会えた縁も見えない。だが、お守りくださる神々は
いつも、守ってくれていることを感じながら生きていれば、
不思議と、良い方向へ物事はすすむ。
そして、思ったほど悪い事態もおこらない。
家相鑑定や、神事を行い、見えないものの存在に気がつくこと
も大事だが、一番大事なことは、自分自身を守る選択と、決定
をすることだ。
今回の依頼で、師匠の新しい能力を垣間見た。
そして、誰かのために、存在していることを感じ入った。