師匠の不思議な日常

天の語らい地の学び 香る神々との対話 天界、龍神界の物忌み(巫女)師匠こと天卜占と弟子で審神者(さにわ)である臣の日々

符号としての大祓詞

2011年05月13日 | 天意の実践

ホツマを読むと、かつて、昔、この日本で起きたことが垣間見える。

大倭日高見国は、今の岩手県、宮城県、福島県の辺り。(諸説有り。)

人心が乱れ、国が荒れた時、大祓の作法により、

さまざまな神たちが、国の澱みを祓え去った。

その祓えの力は、自然に備わっている力とも言える。

それを伝説だ、まがいものだと簡単に片付けてしまってもよいものかー。

ところで、ここで、本棚からひとつかみ。(笑)

タイトルは『失われた文明 一万二千年前の世界』

A・ゴルボスキー 著 中山一郎 訳

昭和47年に第一刷が出され、手元のものは、昭和54年の18刷版

世界各地に残る大洪水の話は、伝説などではなく、実際におきたもの

ではないのか。という検証がなされている本だ。

今の文明をもたらしているさまざまなものは、発見、発明された時、

人は彼らをあざけり笑い、時に迫害した。

けれども、彼らをして、理論はなりたっても、現実には不可能と

思われた事が、今では、現実となっていることを知らなければ

ならない。

彼は最期に乞うまとめている。

「これは、思索の動機付けとして、役立つものと信じている。

否、信じたい。

 中略

わたしたちの意識はこのような知識を受け入れられるよう準備

されなければならない。

未来がもたらす新しいこと。意外なことを受け入れる心構えを

常に準備しておくことが、絶対に必要なのである。」

知識や、智慧。おこりうるさまざまな事象。

今回の災害にしてもだ。

それらすべてを、ひとは知りえているわけではない。

だからこそ、おこることも、謙虚に受け止め、

起こったことに対して、なんら批判することもない。

厳密に検証を積み重ねていけば、

一見、ありえないとみえることが

おこりうることの認識を深める必要を感じている。

そうして、今一度、大祓詞を読んで、祓の力を

感じていただければ幸いである。

     

『ふつーの日常』に掲載したものを転載、加筆修正しました。

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