アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハギとアレチヌスビトハギとメドハギ - 蝶形花

2024-09-16 07:00:00 | みんなの花図鑑
ハギ

マメ科のハギなんですが、何ハギなんでしょうか?








葉っぱが丸いから、マルハギとか ? (´・ω・)



いずれにしても、マメ科特有の蝶形花です。
一番大きいのが旗弁。
下にあってシベを包んでいるのが舟弁。
その両側にあって虫の止まり木の役目をしているのが 翼弁。







舟弁の中にシベが伸びていて虫が止まるとシベが顔をだし受粉します。









アレチヌスビトハギ

典型的な蝶形花。
上の大きな花弁は 旗弁。虫に蜜のありかを知らせる旗(フラッグ)の役目をしています。




下の花弁は2重になっていて、外側を翼弁。
内側がシベを包んでいる舟弁(竜骨弁とも)。



シベは 雄しべが合着して筒を作っていて その筒の中をめしべの棒が貫いて筒の先で柱頭を展開してます。



受粉すると 花弁の色が変わり、おしべも雌しべから離れていきます。




雌しべだけが成長を続けます。








そしてとうとう最強のひっつき虫の鞘になります !(^^)!






メドハギ

こちらは メドハギ。
Google Lensに検索させても メドハギと言ってきますので、間違いないと思います。



メドハギの蝶形花は全体に白っぽく、旗弁の基部に紫色が入ります。




「メド」は、奈良から平安時代に、やや木化する茎を陰陽占い用の「筴(めどき)」として使われたことから「筴(めどき)芽子(はぎ)」となり、そこから転訛したものであるというのが通説です。(閉鎖されたYahoo! JAPAN Geocitiesのブログより)



古い時代(奈良から平安時代)には、やや木化する茎を、50本を一組として「筴(めどき)」として陰陽占いに使用しました。後世には竹を利用し、竹で作る占いの道具が筮竹(ぜいちく)です。(同上)




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