アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

イタドリ - 雌しべは樹氷

2020-09-24 16:11:20 | みんなの花図鑑

イタドリは 雌雄異株で、その花は他のタデ科の花同様、とても小さい花なのですが、近くに寄ってみると これが雄花、雌花で風景が全然違います。(ということに今日気が付きました)
これは雌花ですが、まるで 樹氷のようです。




赤みを帯びて色づいているのが 雌しべの子房です。樹氷の正体は その上についている 柱頭だったのです。




さらに寄ってみました。柱頭が氷細工のようです。
「柱頭は3個、先端が房状に細裂する。」(日本の野生植物)(松江の花図鑑「イタドリ」)




子房の周囲に 白いものが出ていますが、これが半分退化したおしべでしょうね。
今では 雌しべの引き立て役です(^^ゞ




上が 結実した子房です。やがて、雌花の外側の花被片3個が翼になって張り出して 果実(そう果)を包みます。




雌花と果実のそろい踏み。




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