アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

コノテガシワ - 於大公園(東浦町)

2020-02-25 11:01:40 | みんなの花図鑑

於大公園・このはな館前の針葉樹のつづきです。 前のセンペルセコイアは 「世界一背の高くなる木」が売り?でしたけど、今度は 大きくならないカイヅカイブキに似た木です。




葉の周縁部が黄色くなっているので近づいてみると、花穂のようです。 しかも この花、 なにやら穴の開いた器官があるではないですか?!




フジツボ?じゃないし、不思議な器官です。 「針葉樹 雄花」で画像検索すると 「コノテガシワ」がよく似ていると思いましたが、確証が持てません。それに だいいち この穴の開いた器官がなんであるか、よく分かりません。




またもや「この木なんの木掲示板」に質問しました。そしてすぐ自己レスで付け加えました。「ひょっとして、質問の木は コノテガシワでしょうか?」 と。




ややあって、 ペンセルセコイアを教えてくださった方から またもお返事いただきました^^

「仰っていますコノテガシワ(センジュでしょうか)の雌花でいいように思いますが・・・。
「先端に穴の開いた器官をもった花」は他にも有り 孔から受粉滴と呼ばれる液が分泌されます。
最後のお写真、受粉滴が見られないのでひょっとしてもう受粉しているのかもしれませんね(雄花は咲いているのかなァ・・)。」

実はここに掲げた写真は 木の名前と「受粉滴」のことを教わってから、慌てて再訪して 撮り直した雌花の写真なんです。
倍率が低いのでよく分かりませんが、 穴(孔)に滴(しずく)がついているものと ついていないものがあります。掲示板に質問したときは、滴がついてない花ばかりだったので、上記のようなコメントをいただいたのです。




裸子植物の多くでは、珠孔は受粉時に開孔して受粉滴 (pollination drop, pollination droplet) を分泌する。受粉滴にトラップされた花粉は、受粉滴とともに珠孔から内部へ引き込まれる。 ソテツ目やイチョウ目では、珠孔の内側に花粉室 (pollen chamber) とよばれる空洞があり、とりこまれた花粉粒はここで発芽、成熟する。(https://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB「裸子植物の胚珠」)
風によって運ばれた雄花の花粉は 雌花の「珠孔」から出ている「受粉滴」の中を泳いで? 花粉室まで運ばれる、ということのようです。




珠孔に 受粉滴がないばあい、すでに受粉が終わっている状態ということのようです。

最後に ・・・・・・
受粉滴は コノテガシワに特有の受粉の仕組みではないということで、 このきなんのき掲示板の回答者 Miyazakiさんに
「近場で見られた 受粉滴をつけた雌花」
の参考画像を添付していただきました。 毎度のことながら Miyazakiさんの画像は 分かりやすく素晴らしいです。
ぜひとも ブログで紹介させてくださいと無理言って、ご了解いただきましたので、 ここにその画像を再掲させていただきます。





センペルセコイア - 於大公園(東浦町)

2020-02-25 10:48:39 | みんなの花図鑑

於大公園の木のつづきですけど、 ラクウショウやメタセコイアはよく撮るけれど、 この木はたぶん初めてだと思います。名前を知らなかったので、「この木なんの木掲示板」で教えてもらいました。




センペルコイアって面白い名前ですね。 メタセコイアの葉に少し似ているけれど、あちらは落葉しますが、こちらは常緑の針葉樹です。
単に 「セコイア」といったら、センペルセコイアのことなんだそうです。
「セコイア」の名は、1821年にチェロキー文字を発明した北アメリカ先住民、チェロキー族の賢人“セコイア”にちなんで。(植物写真館「セコイアメスギ」)
ということですけど、「センペル」のほうが分かりません。 たぶん、ですが、 学名を Sequoia sempervirens(セコイア・センペルウィレンス)というので、 種小名の「センペルウィレンス」からとったのではと考えてます。
sempervirens は「常緑の」という意味です。




この木のキャッチコピーが 「世界で一番に背が高くなる木 」 \(^o^)/
「2006年時点ではカリフォルニア州レッドウッド国立公園にあるセンペルセコイア「ハイペリオン」が樹高115mで世界一高い木とされている。」(庭木図鑑 植木ペディア「センペルセコイア」)




雌雄異花で、 小枝の先から出ているのが 雌花ということですが・・・ なんだかスギ花粉を出しそうな雄花に見えます(未確認)




雄花のほうは 葉腋から出るようです(未確認)




セコイアといえば、 メタセコイアを思い出す方が多いとおもいますが、 メタセコイアは、ギリシア語の、「~の後に」の意味の meta とセコイアに由来し、 化石植物としてしばしばセコイアと混同されていたのを、 後に区別したため、「メタセコイア」とつけられたのだそうです。(NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集「センペルセコイア」)

ラクウショウ - 於大公園(東浦町)

2020-02-24 23:18:55 | みんなの花図鑑

於大公園でたぶん一番有名なラクウショウの木です。 冬は 樹形が観察できます。




葉が落ちても 何やら枝についています。




花穂のようです。




雄花のようです。




こちらは果実。 木星の衛星みたいなのがいっぱいついています。




手の届かない高いところにあるので、 下に落ちている果実に近づいてみました。

ユリノキ - 三河安城駅

2020-02-24 17:37:16 | みんなの花図鑑

マスクを求めて 三河安城駅のほうまで行ってしまった。 スギ薬局でも 開店前に並んでようやく5セット買えるという状態らしい。




LINEのグループ「パソコンクラブ」に 新型コロナウイルスによる肺炎についての最新情報がシェアされましたので、こちらにもアップしておきます。武漢で新型ウイルスを研究している若いお医者さんからの最新の情報です。 ↓

新型コロナウイルスによる肺炎は鼻水を伴わない乾いた咳であること、 これが最も簡単な識別方法だということです。




また、新しいタイプの冠状動脈肺炎ウイルスは耐熱性はなく、26~27度の温度で殺せると言っています。
ウイルスは太陽にさらされると完全に消えます。




ウイルスを防ぐためにはお湯を飲んでください。
高熱がある場合は、身体を温めて、生姜スープを飲んで体の熱エネルギーを増やすことで、ワクチン接種はしなくても良いです。
より多くの生姜、ニンニク、唐辛子、胡椒をたくさん食べると良いです。

【追記】...とまぁ、よく吟味せずに シェアして載せてしまいましたが、読み返してみると、意味不明なところがありますね
とくに「26~27度の温度で殺せると言っています」のくだりは 意味不明というか、マユツバ文ですね (´・ω・)
中国でも様々な流言飛語が飛び交っているようです。 中には 「60度に沸かしたお湯を少しずつ何度も飲み続ければ、ウイルスを殺せる」なんていうのも。 「ウイルスが入るのは呼吸器系で、お湯が入るのは消化器系である」と医師はあきれているそうですが。 この書き込みが 流言飛語でないことを祈るばかりですが、皆さんも吟味してください m(_ _)m

ボケ - 於大公園(東浦町)

2020-02-24 13:21:40 | みんなの花図鑑

於大公園のボケは 赤一色です。




ボケには 色とりどりのボケもあるけれど、赤一色も で~んと構えてて、いいですね!




バックは芝生広場です。 平日ということもあって 人が少ないです。 梅見の丘ではしだれ梅が満開なのですが・・・




人が少ない理由には、新型コロナウイルスのこともあるんでしょうか。 我が家のマスクもそろそろ在庫が乏しくなってきました。




新型コロナウイルスによって発症する病気の名称が「COVID-19」に決まったそうです(旧聞 (´・ω・))
CoronaVirus Disease, 2019」(2019年にコロナウイルスにより発生した病気)からとった名称だそうです。 でも、それなら 「CoViD'19」とすべきじゃないでしょうか(´v_v`)
DoCoMo (Do Communications Over The Mobile Network )みたいに・・・

花弁のないマンサク - 明法寺(安城市)

2020-02-23 16:03:33 | みんなの花図鑑

シリーズ・マンサクと題して 色んな色のマンサクの花を見てきましたが、最後に 明法寺の(アカバナマンサクではなく) 在来種のマンサクを!
なんと 肝心の花弁がありません!




一生懸命探したら 花弁付きの花がありました。 でもこれは とても珍しいのです。




ほとんどの花は こんな風です、 花弁がありません。 花後で、脱落したのでしょうか? そうとは思えません。 脱落するんだったら、根元から 分離しますよね? これは 引きちぎられたかのように 花弁の基部のほうが一部残っています。




なぜ このようなことになったのか、 鳥が食べたのか? さっぱり原因が分かりません。




マンサクの花のおさらいです。 マンサクの花は 萼片4枚、(この写真には写ってませんが)花弁4枚、 雄しべ4個、雌しべ1個です。4数性です。 実は もっと近寄らないとわかりませんが、 仮雄しべという器官があって、これも4個あり、蜜を出しています。
仮雄しべが分かるような倍率の高いマクロレンズが欲しいなぁ~ (´・ω・)

アカバナマルバマンサク - 安祥城址公園

2020-02-23 01:17:16 | みんなの花図鑑

アカバナマンサクに比べて、色褪せた、色落ちした感じのマンサクです。




本来の アカバナマルバマンサクは、ハマメリス・インテルメディア(在来種のマンサクとシナマンサクとの交雑種)の和名で、花が赤色の「ダイアン(cv. Diane)」、赤橙色の「エレナ(cv. Jelena)」それに黄色の「ムーンライト(cv. Moonlight)」など多くの栽培品種が作出されているのですが、 ここでは 在来種のアカバナマンサク に対して 栽培品種で、赤花のマンサクを こう呼ぶことにしています。




日陰に植えてあるからか、 めっきり(今年はとくに)減色してきました。
以前 は もう少し赤かったのですけど。




シナマンサクに似て、葉がいつまでも枝に残っています。








アカバナマンサク - 安城市BG

2020-02-22 21:55:44 | みんなの花図鑑

シリーズ・マンサク(その6)です。今回も アカバナマンサク です。 前回のアカバナマンサクより 朱色が勝っています。




本来の「アカバナマンサク」は 在来種のマンサクの変種のマルバマンサクの一つの品種のことだと分かりました。




そのことは 学名からも分かります。
アカバナマンサクの学名は Hamamelis japonica var. obtusata f. incarnata といいます。
Hamamelis japonica までが 自生種のマンサク の学名。
var. obtusata の var. は varietyの略で変種の意、 ここまでで マルバマンサク の学名になります。
最後の f. incarnata の f. は formaの略で品種の意、つまりここまでで 「マンサク var.丸葉 f.赤花」 となり、
マルバマンサクの赤花品種 の意味になります。




ただし、この花弁が赤いマンサクは 上記の意味での「アカバナマンサク」かは不明です。 花の大きさも 先ほどの「アカバナマンサク」より 大きいですし(在来種の変異なら もっと小さいはず)、 花弁の縁の黄色も明確ではないです。




ハマメリス・インテルメディアというマンサクがあります。これは 在来種マンサクと 中国原産シナマンサクとの交雑種(インテルメディア)のことです。近年、多くの栽培品種が作出されてきました。花が赤色の「ダイアン(cv. Diane)」、赤橙色の「エレナ(cv. Jelena)」それに黄色の「ムーンライト(cv. Moonlight)」などが庭木として植栽されています。
この 赤花マンサクは そちらのほうかもしれません。
ハマメリス・インテルメディアの和名は「アカバナマルバマンサク」となってます。


アカバナマンサク - 明法寺(安城市)

2020-02-22 17:12:31 | みんなの花図鑑

シリーズ・マンサク、今度は 赤花のマンサクです。




花弁の色が赤ければみな、 アカバナマンサクかというと、 在来種のマンサク(Hamamelis japonica)のうち 丸葉のマンサク(Hamamelis japonica var.obtusata)の花弁が赤くなった自生種を「アカバナマンサク」といい、それ以外の園芸種は 品種名で呼び 総称して「赤花マンサク」と称していたようです。




でも、そんな区別は すぐ忘れられ、 今では(私を含め皆さん) 花弁が赤ければ「アカバナマンサク」と呼んじゃっています (ToT)




このアカバナマンサクは、どちらかというと、赤でも朱色系で、 大きさも 小さいので、 どちらかといえば 在来種のアカバナマンサクに近いのではと思います。






シナマンサク - 安城市Oo

2020-02-22 07:44:18 | みんなの花図鑑

シリーズ・マンサク、 つぎは さるお屋敷の離れにあるシナマンサクです。




シナマンサクの花弁の色は黄色にややオレンジが混じっている、こういう色合いの花が多いようです。




このシナマンサク、つい先だっても 雨の後の花を投稿したばかりです。 今日は 快晴、 撮り方もおのずと違ってきます (^^)/




接写リングを2本使ってアップしました。