札幌市内で4日から開催されていた「第75回さっぽろ雪まつり」が11日に閉幕した。期間中の来場者数は232万7000人(前年比2・6%減)だった。大通会場(中央区)では12日午前、大雪像の解体作業が始まった。
実行委員会によると、来場者数は、大小計129基の雪像が展示された大通会場が177万人(同0・4%増)、雪遊びが楽しめる「つどーむ会場」(東区)が55万7000人(同11%減)だった。このほか、60基の氷像が並んだ「すすきの会場」には国内外から102万2000人(同10%減)が訪れた。日曜祝日に風雪が強まるなど悪天候が来場者数に影響したとみられる。
一方、開幕前は雪不足も懸念され、秋元克広市長は10日の記者会見で「温暖化を受けて雪像制作は年々難しくなっている。期間や時期も含め、持続可能なあり方を検討したい」と述べた。
JR北海道は12日、さっぽろ雪まつり期間中の主な駅、線区の利用状況を発表した。乗降者数は、札幌駅が前年同期比2%増の約139万3900人、新千歳空港駅が同9%増の約39万8800人だった。