不正に入手した他人のクレジットカード情報で宿泊代金を決済したとして、36歳の無職の容疑者が警察に逮捕されました。
警察は、容疑者は不正に入手したカード情報を共有するSNSのグループを管理し、不正な決済を繰り返していたとみて調べています。
逮捕されたのは、住所不定、無職の天野翔太容疑者(36)です。
警察によりますと、天野容疑者は去年(令和6年)3月、他人のクレジットカード情報を旅行予約サイトに入力し、宿泊代金3万円余りを決済したとして電子計算機使用詐欺の疑いが持たれています。
警察の調べに対し、「間違いない」などと容疑を認めているということです。
警察のこれまでの調べでは、容疑者は秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」上で、120人ほどが所属するカード情報の不正な利用方法を共有するグループを管理していたということで、警察は、容疑者が100件ほどの不正な決済を繰り返していたとみて調べています。
一方、警察はグループのメンバーとして、神奈川県伊勢原市に住む17歳の男子高校生がみずから作ったプログラムで他人のカード情報をだまし取ったなどとして割賦販売法違反などの疑いで逮捕しています。
だまし取ったカード情報は全国で7000件に上るとみられ、警察は利用実態などを調べています。