京都国立近代美術館は小さな子どもがいる家族にも気兼ねなく訪れてもらおうと、専用の無料スペースを設置しました。
京都市左京区にある京都国立近代美術館は、「静かな美術館に小さな子どもを連れて行きづらい」という利用者からの声を受けて、今月(1月)、美術館の1階に期間限定で専用のスペースを設けました。
スペースには、大きなソファーやテーブルが置かれているほか、紙やのりなども用意されていて、自由に作品を作ることもできます。
また、壁にはイギリスの美術家の大きな絵画も展示されていて、子どもとアートの「出合い」も演出しているということです。
美術館は小さな子どもが声を出したり泣いたりしても気兼ねなく過ごしてほしいとしています。
京都国立近代美術館の松山沙樹 研究員は「美術館はまだまだ敷居が高いという声を聞きます。子どもたちが大きくなったあとも気軽に来館してもらえるきっかけになればうれしい」と話しています。