鉄道博物館では、2016年以降台湾の鉄道関係の施設等の調査や催しなどに協力してきましたが、更なる相互理解と友好関係を深め、両者の研究展示と博物館活動の発展を促進すべく2023年7月に台湾の国家鉄道博物館準備処と「交流協力協定書」を締結しました。
本展では「台湾の鉄道と食」にフォーカスし、台湾の鉄道紹介、日台の食堂車の歴史や概要、駅弁の歴史、2027年にグランドオープンする台北の国家鉄道博物館について紹介します。また、展示解説は日本語と台湾華語を併記し、資料は台湾の資料を中心に、当館の資料も一部展示します。
台湾の鉄道の食文化は、日本の影響を色濃く受けています。なかでも「鉄路弁当(駅弁)」は、今や台湾の人びとに深く根付いています。本展では日台の文化の繋がりとその背景、特に台湾で独自に発展したローカルな特色を感じていただけることを願っています。
本展にあわせて特別イベントの開催や、館内レストランでのコラボメニューの提供、企画展図録などの販売も行います。