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滋賀県庁本館 造形美を堪能

2024年12月15日 | ニュース

2024/12/15 読売新聞オンライン

築85年が経過した県庁本館(大津市で)

正面玄関

県庁本館の階段

3階東側廊下

国登録文化財10年記念

 県は、県庁本館が国の登録有形文化財になって19日で10周年を迎えるのを記念し、同日、庁舎内に説明パネルを展示して来庁者が自由に見学できる「県庁本館オープンDAY」を初めて開催する。担当者は「階段壁面に施された信楽焼の装飾などを通じて、滋賀の伝統や文化、本館の歴史などを感じてほしい」と話している

19日「オープンDAY」 説明パネル展示

県庁本館は、早稲田大の大隈記念講堂(重要文化財)などを手がけた建築家・佐藤功一が設計し、1939年に完成。県が取り扱う業務や職員の増加などで、74年には本館南側に新館(7階建て)、83年には新館東側にある東館(7階建て)などが順次増築された。そのため迷路のようになっており、職員から「分かりづらい」「ぐるぐる回ってしまう」といった声が聞かれるほどだ。

2014年には「造形の規範になっている建物」と評価され、国の登録有形文化財に。現役の都道府県庁舎としては、全国5例目の登録となった。

19日のオープンDAYは、建築の造形美など歴史的な魅力を紹介することで、後世に継承する機運醸成を図ろうと企画。本館の正面玄関、階段、中庭、3階東側廊下などに、それぞれの説明パネルを設置するほか、同日午後0時20分からは、本館正面玄関噴水前で県警音楽隊によるランチタイムコンサートが開かれる。また県公式ユーチューブで、知事室や県議会議場、普段は非公開の塔屋内部を紹介した動画を公開する。

オープンDAYは午前10時~午後3時。

問い合わせは県広報課(077・528・3043)。

 

 

 

 

 

 

 

 

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