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「先が見通せる御守」好評…大鳥大社 新年3万体用意 堺市

2024年12月15日 | ニュース

2024/12/15 読売新聞オンライン

人気を集めている大鳥大社の「先が見通せる御守」

大鳥大社(堺市西区)の「先が見通せる 御守」が好評だ。透明のアクリル板が光の当たり加減で輝くのが特徴で、SNSなどを通じて人気が広がった。新年の三が日には約3万体を用意して参拝者を迎える。

祈祷をささげたアクリル板(縦7センチ、横3・5センチ、厚さ0・3センチ)に、境内の「 千種ちぐさ の 杜もり 」をイメージした草花を刻み、ホログラム加工を施す。光が当たると紫、緑、黄色などに輝く。

祭神の 日本武尊(やまとたけるのみこと) の勝負運にあやかり、仕事や学業、スポーツなどで「全ての先が見通せる御利益がある」としている。

誕生のきっかけはコロナ禍だった。先行きへの不安が広がる中、「『先が見通せる』と元気づけたい」と 権禰宜ごんねぎ の河野将也さん(32)が、プラスチック製の「透明なおみくじ」を考案。2022年の正月に授与すると好評で、昨秋に御守も始めた。

 今年の正月向けに用意した5000体は元日から2日間で完売。その後も人気は衰えず、フリマサイトで高額で転売されるケースも現れた。河野さんは「神様が喜ばないから転売は控えて」と呼びかけ、1人が一度に購入できる数を5体に限っている。

御守を求めて遠方から訪れる人もいて、母親と訪れた愛知県の女性公務員(22)は「とてもきれい。大阪に行く機会があれば必ず手に入れたいと思っていた」と満足そうだった。

河野さんは「静かな境内で参拝し、安らぎを感じてほしい。御守がそのきっかけになれば」と話す。御守は1500円。問い合わせは大鳥大社(072・262・0040)。 

 

 

 

 

 

 

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