方向音痴の人は、頭に地図を描けない人だろうと思います。
断片的な感覚、感性はかえって優れているかもしれません。
デザイン感覚には大雑把に言うと二とおりあるようです。
ひとつは美的デザイン、もうひとつは機能的デザインです。
どちらがだいじかはデザインの目的によります。
ウェブサイトにはどちらがだいじか、それも一概には言えません。
ウェブサイトにも、それぞれ目的があるからです。
見に来た人をただ楽しませようというだけなら、機能のことは考えず、今だけのデザインでよいのです。
訪れる人に、そこがどういうところなのかを知ってもらいたいというウェブサイトには、機能がだいじになります。
機能はつながりをはっきり意識して作らなければ、見た人に何も伝わらず、ああきれい、ああ面白そう、それだけで終わってしまいます。
ウェブサイトの機能を考えたり確かめたりする場合にはサイトマップが大いに役立ちます。
何かを知らせるウェブサイトを作る場合は、サイトマップを描いてみることにしましょう。
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方向オンチの科学―迷いやすい人・迷いにくい人はどこが違う? (ブルーバックス) |
新垣 紀子,野島 久雄 | |
講談社 |