ユーザーが疑問に突き当たったときの行動には、マニュアル探し型とヘルプ頼り型があるように思います。
マニュアル探し型の人は、わからないことはマニュアルを見ようと決めていて、何冊か集めたマニュアル本やWebのマニュアルサイトから答えを見つけ出そうとします。
問題の解答や解決ヒントが見つかるまでには辛抱が必要です。
探す行為は自力ですから、探す過程で周りの記事も目に入り、間接的に得る知識も徐々に増えます。
ヘルプ頼り型の人は、わからないことが出てくると、まずそのソフトのヘルプページを呼び出し、キーワードを書き込んで検索します。
ソフトのヘルプページがよく出来ていれば、解決が早いのですが、ヘルプには力を入れてないお座なりのものも多いので、それに行き逢うと頼りにはなりません。
WebにはFAQサイトがいろいろあるので、当てはまる記事を探してみたり、新しい質問を発信したりして答えをもらいます。
答えの来るまでにやや時間がかかりますが、闇夜の手探りよりも確かな答えが見つかります。
もうひとつ型がありました。
こういうときにはどうしたらよいのかとすぐ尋ねる型です。
答えを出す人がそばにいるときは有効ですが、効き目の早い薬が習慣になると、いつもそれが手元にないと困ります。
まだありました。
何にも頼らない、自分で考える型です。
さて、みなさんはどの型でしょうか。
あたりまえだけどなかなかできない 聞き方のルール (アスカビジネス) | |
松橋 良紀 | |
明日香出版社 |