半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ドント・ブリーズ』を観ました。

2017-08-20 04:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 親と決別し、街を出るため逃走資金が必要だったロッキーは、恋人のマネーと友人のアレックスと一緒に大金を隠し持つと噂される盲目の老人宅に強盗に入る。だが彼は、目は見えないが、どんな“音”も聞き逃さない超人的な聴覚をもつ老人――そして想像を絶する<異常者>だった。
真っ暗闇の家の中で追い詰められた若者たちは、怪しげな地下室にたどり着く。そこで目にした衝撃的な光景に、ロッキーの悲鳴が鳴り響く――。 彼らはここから無傷で《脱出》できるのか――。
公式サイトより)
 マネーは典型的な「お軽い泥棒」ですね。頭悪いし、目先の事しか考えていない奴です。
一方、友人であるロッキー、アレックスは、それぞれの生活で色々とあるみたいで、仕方なく泥棒をしているという感じです。
その「程度の違い」で今回の舞台である「盲目の老人宅」に盗みに入る判断が揺れましたが、かなりの大金・・・というエサに釣られたロッキーと、そのロッキーが心配で同行するしかなかったアレックスでした・・・まあアレックスがいないと、セキュリティの知識とか皆無で話になりませんが
老人宅に入ったときから、マネーのような楽観主義では終わらない「雰囲気」がありますよね。
だって、老人のほうは「盲目」という弱点はあれど、「勝手知ったる自分の家」「猛犬を飼っている」という点で補っているし、何と言っても彼にとって「光に頼る必要がない」というのが物凄く強いですよね
あっさり見つかってマネーが散り、そこからは、見ているこちらも、息しちゃいけない展開が続きます。
「黙っていれば何とかなる」なんて気持ちは持てませんよね。退路をどんどん断たれちゃってるし・・・
こんな「怖さ」に追い打ちをかけるのが、この老人の不気味さですかね・・・後半に分かる老人の「本性」は強烈でしたね
一応の結末は出るものの、よくよく考えてみると、この作品に本当の「善人」はいなかったですよね。
老人しかり、老人の娘と交通事故を起こしてしまった女性しかり、そして逃げ切ったロッキーしかり・・・
そういった意味では、みんな「恐怖」を伴ってしまった・・・後味が良いのか悪いのか・・・
ちゅうことで、あの老人はあんな家を捜査されて無実・・・こりゃ続編があるかも・・・で70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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