半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ちょっと今から仕事やめてくる』を観ました。

2018-08-05 09:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 ブラック企業で働く青山隆(工藤阿須加)は、疲労のあまり駅のホームで意識を失い、危うく電車に跳ねられそうになってしまう。すんでのところで青山を救ったのは、幼馴染みのヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男。だが、青山には彼の記憶がまったく無かった―
大阪弁でいつでも爽やかな笑顔をみせる謎の男、ヤマモトと出会ってからというもの、青山は本来の明るさを取り戻し、仕事の成績も次第に上がってゆく。そんなある日、青山がヤマモトについて調べると、何と3年前に自殺していたことが分かる。それではヤマモトと名乗る、あの男は一体何者なのか?
公式サイトより)

 北川恵海さんの大ヒット小説を実写化したそうです。いつもながら、原作未見です
タイトルからしてインパクトがありますし、冒頭の公式サイトの解説でも、はなっから「ブラック企業で働く」などと正々堂々としてて笑ってしまいました。
確かに、主人公青山が働く会社は、今の時代からしたら、強烈な企業ですね。今でもあるのでしょうけど、俺および俺の友人は、こんな企業には出会っていませんよ
終盤に出てくる「社訓」、ここに全て書き出したいくらいの凄い内容ですもんね。
「有給なんていらない」「上司の指示は神の指示」「心なんか捨てろ」・・・こんな社訓が会社HPに掲載されていたら、就職しないでしょうに・・・
青山も、ナヨった奴かと思いますが、何故かこの会社で必死にもがいていますね・・・辞めようって勇気もなかったのかな
この青山に急に慣れ慣れしく接するヤマモト、どーみても「おかしい」奴だと思うのですが、疑心を持ちながらも付き合いを続けるのも、青山の人柄でしょうか
このヤマモトとの出会いで、(ネクタイも変わり)新規顧客も勝ち取って、(先輩の女性上司にもラブられ)青山の人生はバラ色に・・・と思ったら、なかなかそうならないどころか、逆に不正もあったりして、再びボコボコ社会生活に逆戻り・・・
このあたりからは、「ヤマモトって何者?」「この企業の「裏」って何(オンナ?)」という2つの疑問を求める展開となりました。
企業の「裏」のほうは・・・まあ、序盤で犯人が誰かはすぐに分かりました
あとは、あのパワハラ上司が、どうやって撃沈されるのか楽しみにしてましたが、そこまでスカっとした結末にはなりませんでした
そして、ヤマモトの正体・・・こんなのアリって感じでした。
まあ、「彼は死んでる存在で、(青山のために)現れて」なんてのは、映画としてはアリガチだし、実際に青山はそう予想できちゃってましたし、それはナシですよね。
だからって、XXXだったってのは・・・まあ話としては成り立つと思いますが、いささか「設定たてすぎ」って気がしました
ま、そのおかげで、青山くんは、レベルが一気に上がっちゃいました。今後、彼の「人生の選択」は良い方向に向かっていくでしょう・・・
ちゅうことで、よくよく考えると、アオヤマは、ただの「お人好し」・・・で65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を観ました。

2018-08-05 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 2012年のある夜、今は空き家でだれも寄り付かないはずのナミヤ雑貨店のシャッターに突如1通の手紙が落とされた。それは1980年からの悩み相談。そう、この雑貨店の店主・浪矢は、かつて商売をしながら、客の悩み相談に回答していたのだった。
シャッターの郵便受けに入れられた手神への回答は、翌日店の掲示板に貼り出され、そして深刻な悩みについては店の牛乳箱にひっそり入れられていた。
偶然にもその夜、店には敦也・翔太・幸平の3人組が忍び込んでいた。ある理由で女性起業家を襲った3人は、店で一夜を明かそうとしていたのだ。
公式サイトより)
 東野圭吾さん原作の作品です
3人の少年が、単純に「空き家に隠れよう」とばかりに入った古い雑貨店・・・まだ書籍とか(この店・家の)生活感がちょっと残っている場所に入る「勇気」にビックリです。
更に彼らは、家の中のものを物色するうち、この雑貨店で行っていた「手紙交換」(と言っちゃいます)のルールに興味を持ち、思わずその「交換」をしちゃいます
浪矢さんの「返信」はさそがし慕われていたんでしょうね・・・彼に手紙を投函する人々の「悩み」の内容を聞いていると、つくづくそう感じます。
・・・しかし、この子供3人衆の返信は、かなりツレないモノです。悩める人に対して、厳しい言葉を投げかけます。遊び半分ですわな
そんな彼らの「回答」を受けた人たちの話が、ショートストーリーって感じで続きます。
手紙交換そのものが「時代を超えている」設定である故、その後の3人、そして回答を受けた人たちも「時代を超えて」繋がっているのが面白いですね。
しっかり相関図みたいなものを頭に浮かべて見ると、(若干の矛盾点はあれど)より楽しかったり
肝心な「浪矢さん」があまり出てこないんだけど、波矢さんの「運命の日」にタイトルである「奇蹟」が起こる・・・って、ちょっと盛り上げすぎのような
冒頭、ワケの分からなかった3人の「事件」に対する行動に戻り終幕・・・あれぇ、最後の最後はあれでおしまい  もうちょっと見せてよう
ちゅうことで、あの3人がとった行動で起こる「将来」、そのifも見て見たい・・・で70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません


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