半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ラプラスの魔女』を観ました。

2019-03-21 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 初老の男性が妻と別れた温泉地で、硫化水素中毒により死亡した。事件の担当刑事・中岡(玉木宏)は、妻による遺産目当ての計画殺人ではないかと疑いを抱く。警察からの依頼で事故現場の調査を行った地球化学の専門家・青江修介教授(櫻井翔)は、「気象条件の安定しない屋外で、致死量の硫化水素ガスを吸引させる計画殺人は実行不可能」と断定、事件性を否定した。
それから数日後。別の地方都市でも硫化水素中毒による死亡事故が発生、その被害者が前回の事故で死亡した男と顔見知りであることが判明した。青江は新たな事故現場の調査に当たるが、やはり前回同様、事件性は見受けられない。遠く離れた場所で同じ自然現象による事故が連続して起こり、被害者が知人同士だった・・・この事実は、単なる奇妙な偶然なのか? 
だが、もしこれらが事故でなく、連続殺人事件と仮定するのであれば、犯人は「その場所で起きるすべての自然現象をあらかじめ予測していた」ことになる。そんなことは絶対に不可能だ。未来を予知する知性=「ラプラスの悪魔」など現実に存在するはずがない・・・。行き詰まる青江の前に、1人の女が現れた。彼女の名は、羽原円華(広瀬すず)。事件の秘密を知る人物・甘粕謙人(福士蒼汰)の行方を追っているという。怪しむ青江の目の前で、円華は、これから起こる自然現象を言い当てて見せた。円華の「予知」に隠された秘密とは?甘粕謙人とは何者なのか?
そして動き出す、第三の事件・・・。青江の想像をはるかに超える、おそるべき全貌とは!?
驚愕と衝撃の結末に向けて、彼らの運命が大きく動き始めた。
公式サイトより)
 東野圭吾さん原作の作品です
「ラプラスの魔女」というタイトルを公開時に知りましたが、これが「何者」なのかが全く分かりませんでした。
キャストのすずちゃんが「魔女」って感じでもないし、どこかの国民的アニメでもキーワードになった「ラプラス」とも違うし・・・
「自然現象を瞬時に予測する」ってすごいですね
そんな奴の仕業で無い限り、「ありえない」ような事件が続いたため、調査協力に駆り出された青江ですが、彼からそんな雰囲気は感じないのが最初から気になりました
一応、主人公だと思いますが、彼が謎を切り開くって感じも無かったし、ただただ、中岡、そして円華に振り回されているだけです
そんな「ラプラス」に関する内容と、もう一つ、甘粕一家の知られざる秘密、その2つがキーとなってますが、後半は後者の話がどんどんと膨らんで・・・
折角の「ラプラス」ネタ(東野さんらしい)ですし、羽原全太郎の存在が不気味で良かったのに、ほったらかしになっちゃってましたね。
原作もろくに読んでいない俺が、物凄く勝手な事を言いますが、もうちょっと全体的に年齢が上の方が主要キャラであったほうが似合っていたのかなぁ・・・と思います。
ちゅうことで、ラストの雪もしっかり読んでいたのかな? 円華ちゃん?・・・で45点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません
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『トレイン・ミッション』を観ました。

2019-03-21 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 10年間勤めてきた保険会社を、60歳で突如リストラされた会社員のマイケル。いつもの通勤電車で帰路につき、常連客に挨拶しながらも、頭の中は住宅ローンと息子の学費のことでいっぱいだ。そんな彼の前に見知らぬ女が座り、「乗客の中から、ある重要な荷物を持った人物を捜して欲しい」と持ちかける。ヒントは3つ。常連客ではなく、終着駅で降りる、プリンと名乗る乗客。高額な報酬に抗えず、元警官の経験を生かし捜し始めるが、駅の数だけ仕掛けられた罠に深まる謎、さらには、妻と息子が人質に取られたことを知る。やがてプリンが、国家をも揺るがす重大事件の目撃者であることを突き止め、ようやく6人にまで絞り込んだ時、巧妙に仕組まれていた恐るべき陰謀が明かされる。
公式サイトより)

 原題は「THE COMMUTER」(通勤者)、主人公マイケルは、10年間、電車通勤をしているごく普通の会社員・・・いや、R.ニーソンさんですから、普通じゃないですね
ごく普通の家族、そして(俺と同様)学費等で苦しんでいる男って感じですが、元警察官・・・やっぱ普通じゃないや
ある朝、唐突に女性が語り掛けるのが、まんま邦題となってます「トレイン・ミッション」でしたね。
マイケルに指令を出して、前金はトイレに隠してて、残りのお金はミッション達成後、他言無用・・・
金欠マイケルも、さすがに「何のこっちゃ」って感じで取り合わなかったけど、更に家族の命が危ういという事を知り、ミッション遂行決定です
最初から「家族の命」を武器にすれば、お金なんて出す必要なくマイケルに応じさせることが出来そうなモノですが、ま、相手も、マイケルの金欠に同情しているのかな
ミッション開始したマイケルなれど、いきなりルールを破る(他人に知らせる)から、被害者続出です
一応、推理っぽいことをして、目的を絞り込む点は「元警察」って感じですが、格闘となると、なんだか弱いです。「96時間」のニーソンさんの面影が全くなく・・・
孤独なミッションも、後半、どんどん乱れまくって、仕舞には、列車の大事故発生・・・どこまで風呂敷を広げてしまうのでしょうか
・・・ただ、変なミッションではあったものの、それを操作している奴は、おバカな俺でも分かりました。
やっばり、金欠なマイケルを見るに見かねてってセリフがありましたね
そこまで元同僚に心配されて、悪事のお誘いまで出てきても、お金より正義をとったマイケル、大変でしたが立派てす
10年間同じ時間に乗り合わせて、顔なじみとなった人たちが、暖かくて、心強かったのが良かったですね
ちゅうことで、明らかに、あの女性マイケルの第2ラウンドがあるラストでした・・・で、70点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません
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