半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『風が強く吹いている(全23話)』を観ました。

2019-03-29 21:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 寛政大学4年の清瀬灰二(ハイジ)は肌寒い三月、類まれな「走り」で夜道を駆け抜けていく蔵原走(カケル)に出くわし、下宿の竹青荘(通称・アオタケ)に半ば強引に住まわせる。
ハイジには「夢と野望」があった。高校時代の怪我による挫折。でももう一度、走りたい、駅伝の最高峰・箱根駅伝に出て、自分の追求する走りを見せたい。その「夢と野望」を「現実」にするにはあと一年しかない。そしていま強力な牽引者が彼の目の前に現れたのだ。
竹青荘は特異な才能に恵まれた男子学生の巣窟だった。
寮生のため炊事をこなすハイジをはじめに、大学に5年在籍している25歳ヘビースモーカーのニコチャン先輩(平田彰宏)、双子の兄弟・ジョージ(城 次郎)とジョータ(城 太郎)、留学生のムサ(ムサ・カマラ)、実家が山奥のど田舎にある神童(杉山高志)、司法試験に合格済の音楽フリーク・ユキ(岩倉雪彦)、クイズ番組好きのキング(坂口洋平)、金と時間のすべてを漫画に捧げる王子(柏崎 茜)...。そんな個性豊かな面々が、その竹青荘が実は「寛政大学陸上競技部錬成所」であることなど知らずに共同生活を送っていた。
ハイジは彼らを脅しすかし、奮い立たせ、「箱根」に挑む。
たった十人で。蔵原の屈折や過去、住人の身体能力と精神力の限界など、壁と障害が立ちはだかるなか、果たして彼らは「あの山」の頂きにたどりつけるのか―。
「走りとは力だ。スピードではなく、一人のままでだれかとつながれる強さだ。」
公式サイトより)
 箱根駅伝を舞台にした、三浦しをんさんの小説のアニメ化だそうです
カケルとハイジの出会いはかなり唐突でしたね ハイジの誘いも強引だし・・・
誘った竹青荘は・・・物語が生まれそうな雰囲気がプンプンです
住む学生たちも、予想通り、面白そうなキャラ・・・普通に暮らしていてもドラマになりそうですが、ハイジはココでも強引に「駅伝チーム結成」を発表します
素人の俺が見ても、陸上やってた奴は数人っぽいし・・・「箱根」の前に、まずは普通に運動できるかも心配でした
案の定、簡単には「まとまり」ませんでしたねぇ・・・マトモに走っていたっぽいカケルは、イライラしてばかり・・・
でも、なんでハイジは、いつも「笑っている」んだろうか 不思議でなりませんでした
でも、毎話観ているうちに、「大きなキッカケ」があるワケじゃないのに、皆、「走る」シーンが多くなって、走りながら「絆」を深めている・・・
ハイジがこんな「形」を作ったのは間違いないんだけど・・・不思議と魅了されているのは、俺も同様でした
気持ちの盛り上がりは、次第に「箱根」というテーマに向かっていく感じも自然です。スポ根アニメじゃないのに、なんでだろ
後半は、本当に「箱根」の予選、そして「本番」でした。
普段、箱根駅伝を観ていない俺が、「箱根駅伝」というものについて、この作品を通じて語るのは、おこがましいというのは承知しています
でも、彼らの走りを観てて、彼らのライバルの存在を観てて、なんだか・・・熱くなりましたねぇ
同僚、一人一人が、自分のドラマを「箱根」に持ってきている・・・そして、次に繋ぐ1本の「ドラマ」としても成立している・・・良いですね
アニメならではの描写とか演出も、さりげなくて・・・「風が強く吹いている」というタイトルそのもののシーンも良かったです
深夜アニメってのが勿体無い・・・沢山の人に見て欲しい、「爽やかな」作品でした
ちゅうことで、彼らの「次への歩み」を観ていきたい・・・で、85点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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