半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ノア 約束の舟』を観ました。

2015-05-09 05:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 ある夜、ノア(ラッセル・クロウ)は眠りの中で、恐るべき光景を見る。それは、堕落した人間を滅ぼすために、すべてを地上から消し去り、新たな世界を創るという神の宣告だった。大洪水が来ると知ったノアは、妻ナーマと3人の息子、そして養女イラと共に、罪のない動物たちを守る箱舟を作り始める。やがてノアの父を殺した宿敵トバル・カインがノアの計画を知り、舟を奪おうとする。壮絶な戦いのなか、遂に大洪水が始まる。空は暗転し激しい豪雨が大地に降り注ぎ、地上の水門が開き水柱が立ち上がる。濁流が地上を覆う中、ノアの家族と動物たちを乗せた箱舟だけが流されていく。
閉ざされた箱舟の中で、ノアは神に託された驚くべき使命を打ち明ける。箱舟に乗ったノアの家族の未来とは? 人類が犯した罪とは? そして世界を新たに創造するという途方もない約束の結末とは──?
公式サイトより)

 もちろん、タイトルの通り、「ノアの箱舟」を独自の解釈(だと思う)で壮大な映画にしたものです
自分自身、不勉強かも知れませんが、このお話を「大洪水によりあらゆる生命が浄化(=死)されてしまうため、ノアが一隻の巨大な舟を作り、あらゆる動物をつがいに乗せて、洪水をしのいだ」・・・って感じで1行程度の記憶になってしまいます
まあ、あながち間違ってはいませんでしたね。その1行に肉付けできるくらいの物語が見れて良かったという印象です
あの巨大な舟を、どーやってノア1人で作ったのか・・・という謎は、ああいった存在(=光)がいたんですね。あの光の物語でもあったように思えます。
で、あらゆる動物たちは、すべてオスメス1匹ずつ・・・でも無かったような・・・ヘビなんてウジャウジャ入ってきましたよね
そして、忘れてはならない、人類・・・カインの執念は別として、罪のない人間たちも一掃・・・
全てを救えないのは分かっているので、ノアはその責任を負うという哀しい覚悟を決めています。
よって劇中では、かなり冷酷にも見えるし、途中の戦闘シーンでは少し残忍でもあります。が、彼の宿命として行動している・・・強烈な存在でした
ただ、彼もその人類の一人であり、「愛」も「情」もある存在・・・そういった描き方をしないと、まとまらないですよね
大洪水後の静かな土地で、静かな生活をスタートしようとしている彼らのラストを見たかぎり、そのノアの(人類としての)選択を、神は許してくれたのでしょうか
ただただ「壮大だなぁ」と言って見てしまえばそれで終わりますが、思想とかをちょっと考えてみると、難しいなぁ・・・と思いましたね
ちゅうことで、イラ(エマ・ワトソン)は、さすがに今回は魔法使いませんか・・・で65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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