半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『バッシング』を観ました。

2007-06-25 07:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 04年にイラクで起こった日本人人質事件をヒントに、帰国した女性が周囲からの激しい批判を浴びながらも、自らの意思で再び中東へ向かうまでの葛藤の日々を静かに映し出していく…(公式サイトより)

ありましたねぇ。戦時中だから行くなってところで捕まっちゃって、国家をあげて何とか開放されたって話… あの事実の事件をありのまま描いたのではなく、「ヒント」に作った映画だそうです
実際の事件のときも、とっても賛否両論でしたよね。ただ、どちらかと言うと、彼女に同情的な意見よりも、自己責任という点で非難が多かったような気がしました
 そんな主人公が日本に戻って来て体験している内容は、確かに手厳しい、つらいものです。知らない人からの留守電バッシングや、味方である親の職場でのバッシング…耐え難い状況であるのは事実です
 ただ、我々観る人々に対して、この映画は大きな疑問符を投げかけているような気がします
 それは先ほど説明したバッシングの悲惨だけを描いた作品ではなかったという点です。
突然失業となって遂に自殺してしまった父親、悲しい死の直後に、その保険金を使って、またあそこ(の地)に行きたいと言い出す主人公…
友達がいなかった日本と比べ、あそこ(の地)なら皆喜んでくれる、あそこにしか私の住む地はないと涙ながらに語る彼女…
 個人的には…彼女の気持ちは分かるけど、その地に自分から逃避しているように観えました。もう彼女には日本に住む場所はないんでしょうか 日本で笑顔を見せる事は永久に無理なんでしょうか
…なんかとっても、複雑な気持ち…消化不良な映画です
ちゅうことで、バッシング=強く叩くこと。手厳しくやっつけること…とは良く言ったもんだ…で65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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