半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『SNS-少女たちの10日間』を観ました。

2024-07-26 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 巨大な撮影スタジオに作られた3つの子ども部屋で、幼い顔立ちをした3名の女優(18歳以上)は偽のSNSアカウントで12歳のふりをするという任務を与えられた。各々の部屋のPCで、連絡をしてきたすべての年齢の男性とコミュニケーションを取った。当初のプロジェクトと同様、大多数の成人男性はビデオセックスを要求し、自身の性器の写真やポルノのリンクを送信してきた。なかには恐喝する者も。精神科医、性科学者、弁護士や警備員など専門家の万全なバックアップやアフターケアを用意しながら撮影を続けること10日間。児童への性的搾取者が徐々に尻尾を出し始めるのだった…。
(公式サイトより)
 この冒頭の解説を観て興味を持ったのは言うまでもありません
まず、最初に、こんな企画をよく実践したなぁ・・・と思いました。
この手の「犯罪の実態モノ」というのは、TVなどの特集とか企画ではアリガチかと思うんですが、この
作品は、最初から映画企画として生まれてますよね
で、女性の女優さんが、12歳と「偽って」、スタジオに架空の「少女の部屋」を作って、SNS発信します
当然、まんまと「食いつく」成人男性がわんさかと・・・
ここで気を付けなきゃいけないのは、女性のほうは、あくまで「受け手」に徹している所ですかね。
「誘い文句」を述べたり、その気にさせるような態度をとってしまうと、それは企画側の「騙し」になるワケで、となると企画側を責められる可能性が生まれてしまいますから・・・
そういった「受け手」になっている女性たちに接触しようとする男たちが・・・SNSという限定された2人の空間ですから、「露骨」が過ぎます
彼らに対して、心理学観点からとか、犯罪の観点からとか、その筋の人からのコメントがあって、とても勉強にはなりましたね。
(閉鎖された空間で、女性が自分に話しかけているだけで、男性は同意しているという「錯覚」に陥っている・・・など)
衝撃的だったのは、企画側のスタッフが、ある男性の事を知っていて、その男性は、少年少女のキャンプなどの運営をしているということ
ラストに、彼に詰め寄る企画側・そして女性のシーンがあって、息を飲みましたね
決定的な証拠もそろっている、しかも犯罪という状況では、あの男も、ああいった「あがき」「自分なりの正論」を述べるしかない・・・
昨今、犯罪が複雑化しているだけに、こういった企画映画って、今後も出そうだなぁ
ちゅうことで、モザイクなしの完全版で、犯人一掃ってワケにはいかないのかな・・・で、70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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