半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『春に散る』を観ました。

2024-07-14 03:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 40年ぶりに故郷の地を踏んだ、元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)。引退を決めたアメリカで事業を興し成功を収めたが、不完全燃焼の心を抱えて突然帰国したのだ。かつて所属したジムを訪れ、かつて広岡に恋心を抱き、今は亡き父から会長の座を継いだ令子(山口智子)に挨拶した広岡は、今はすっかり落ちぶれたという二人の仲間に会いに行く。そんな広岡の前に不公平な判定負けに怒り、一度はボクシングをやめた黒木翔吾(横浜流星)が現れ、広岡の指導を受けたいと懇願する。そこへ広岡の姪の佳菜子(橋本環奈)も加わり不思議な共同生活が始まった。やがて翔吾をチャンピオンにするという広岡の情熱は、翔吾はもちろん一度は夢を諦めた周りの人々を巻き込んでいく。果たして、それぞれが命をかけて始めた新たな人生の行方は——?
(公式サイトより)

 居酒屋で一人、ビールをじーーっと見つめながらゆっくり飲む佐藤浩市(さん演ずる仁一)を見てて、昔の(高倉)健さんを思い出しました。
典型的な酔っ払いのガキに絡まれても成敗・・・これでスッキリしちゃったかも
そのガキの仲間と間違われて、カウンターパンチくらって一発ダウンの翔吾。仁一にボクシングを教えてと懇願するのって、これがキッカケ
翔吾のボクシングは、とっても挑発的だし、攻撃的・・・令子が「ウチのジムには要らない」という理由(=頭を使ったボクシングをしていない)も分かります。
別の小さなジムにお世話になって、ひたすら練習を繰り返す仁一と翔吾。
この作品、劇場公開時にニュースを沢山観たし、キャストの方々のコメントも聞いていましたので、「そこ」を期待していました。
「そこ」というのは、もちろん、ボクシングの練習、そして試合のシーンです
実際見てて、確かに凄いですよ。
(横浜)流星さんが空手をやってて、前からキレッキレだってのは認識してまたが、しっかりボクサー体系だし、ボクサーのパンチの出し方をしていましたもん。
C級ライセンスを獲ってまで自分を作品にブチ込む・・・翔吾以上に格好良かったかも
翔吾の速いコンビネーションをしっかり受けきる佐藤浩市さんもしかり、対戦相手として立ちはだかる窪田正孝しかり・・・あっぱれです
網膜剥離の危険性を認識しながらリングに立つ翔吾、周囲に制止されようと、「この一瞬」のために・・・という生き様は、あの有名なボクシング漫画にも共通しますし、実際そういうの大好きです
「この一瞬」を自らもしっかり目にして、桜の木の下で散った仁一の表情も、満足なものでしたよね
ちゅうことで、「つ、鶴ちゃんが久々にボクシングを・・・」でも熱かった・・・で、75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« おくやみ20240712 | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

えいがかんしょうの部屋」カテゴリの最新記事