2001年9月11日。大勢の乗員・乗客を乗せたユナイテッド航空93便は、離陸後にテロリストによってハイジャックされていることが判明する。やがて、その情報は搭乗者のみならず、地上にいる彼らの家族や管制塔にも伝わった。耳を疑う情報が流れ、想像を絶する恐怖に襲われながらも、機内の人々は一丸となってある決断を下す。(YAHOO映画紹介より)
忘れもしないあの衝撃の映像。9.11アメリカ同時多発テロ
4機の航空機がジャックされ、2機はWTCに、1機はペンタゴンに、そして4機目であったこのユナイテッド93便は、ホワイトハウスもしくは合衆国議会議事堂を狙っていたと言われていますが、乗客の反抗に合い、目標を外れ、墜落しました。
乗員・乗客は全員死亡したこの事件を出来る限りの情報で再現した作品でした
ホテルでのテロリストの決起から始まり、ユナイテッド93便の出発、その後消息を絶つ最初のアメリカン航空11便、2機目のユナイテッド航空175便の相次ぐWTCへの激突まで・・・
ここまでで約50分なんですが、もう息が苦しくて辛いです
93便のテロリストの「決行」までの緊張、そして消息を絶った2機の行方を、あらゆる観点で調査しようとする管制センターの面々・・・行き交う不確定情報、交信先でのテロらしい会話、そして管制センターの窓からはるか遠方に見えるWTCの大きな煙・・・
当時の映像だけでも充分衝撃的であったのに、この作品の描くここまでの内幕は、更に衝撃的でした
そして、終盤は、ユナイテッド93便の乗客の絶望から始まり、決意、反撃という流れです。
そういった展開は、一件、「映画風」な流れですよね
ですが、そんな軽々しいモノじゃありません
あの絶望からの決意をした人々の戦いは、テロを妨害したとはいえ、「乗員・乗客全員死亡」という結末だったんです・・・
そんなラストで終わるこの映画を我々はどういった形で受け止めるべきでしょうか
当時、事件から5年しか経ってない時期に、この映画化は、かなり批判があったのを覚えています。
実際、俺もこの作品の公開は、「ネタとして使っていいのかヨ」と思った記憶があります
しかし、実際に観てみて、そして、ネットでこの映画の情報を知って、気持ちが変わりました。
この映画を作るにあたり、93便の犠牲者の遺族ほとんどから了承を得たそうです。
役者さんも実際に遺族の話を聞いたり、乗務員役の人も経験者を選んだり、当時その場で指揮をとった管制官が本人役で出演していたり、無線や肉声なども、当時の音を使ったり、当時の資料、遺族の言葉を徹底的に解析したり・・・
とにかく製作陣がこの作品に取り組む姿勢は、決して安易な気持ちで映画化したとは思えないものでした
「全員死亡」した機内の一部始終を描くということで、決してドキュメンタリーになり得ない作品ですが、事実として、重く、重く受け止めたい映画でした
ということで、93便の乗員・乗客の皆さん、安らかに・・・で90点
(点数つけちゃ駄目・・・ですよねぇ。俺も)
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
忘れもしないあの衝撃の映像。9.11アメリカ同時多発テロ
4機の航空機がジャックされ、2機はWTCに、1機はペンタゴンに、そして4機目であったこのユナイテッド93便は、ホワイトハウスもしくは合衆国議会議事堂を狙っていたと言われていますが、乗客の反抗に合い、目標を外れ、墜落しました。
乗員・乗客は全員死亡したこの事件を出来る限りの情報で再現した作品でした
ホテルでのテロリストの決起から始まり、ユナイテッド93便の出発、その後消息を絶つ最初のアメリカン航空11便、2機目のユナイテッド航空175便の相次ぐWTCへの激突まで・・・
ここまでで約50分なんですが、もう息が苦しくて辛いです
93便のテロリストの「決行」までの緊張、そして消息を絶った2機の行方を、あらゆる観点で調査しようとする管制センターの面々・・・行き交う不確定情報、交信先でのテロらしい会話、そして管制センターの窓からはるか遠方に見えるWTCの大きな煙・・・
当時の映像だけでも充分衝撃的であったのに、この作品の描くここまでの内幕は、更に衝撃的でした
そして、終盤は、ユナイテッド93便の乗客の絶望から始まり、決意、反撃という流れです。
そういった展開は、一件、「映画風」な流れですよね
ですが、そんな軽々しいモノじゃありません
あの絶望からの決意をした人々の戦いは、テロを妨害したとはいえ、「乗員・乗客全員死亡」という結末だったんです・・・
そんなラストで終わるこの映画を我々はどういった形で受け止めるべきでしょうか
当時、事件から5年しか経ってない時期に、この映画化は、かなり批判があったのを覚えています。
実際、俺もこの作品の公開は、「ネタとして使っていいのかヨ」と思った記憶があります
しかし、実際に観てみて、そして、ネットでこの映画の情報を知って、気持ちが変わりました。
この映画を作るにあたり、93便の犠牲者の遺族ほとんどから了承を得たそうです。
役者さんも実際に遺族の話を聞いたり、乗務員役の人も経験者を選んだり、当時その場で指揮をとった管制官が本人役で出演していたり、無線や肉声なども、当時の音を使ったり、当時の資料、遺族の言葉を徹底的に解析したり・・・
とにかく製作陣がこの作品に取り組む姿勢は、決して安易な気持ちで映画化したとは思えないものでした
「全員死亡」した機内の一部始終を描くということで、決してドキュメンタリーになり得ない作品ですが、事実として、重く、重く受け止めたい映画でした
ということで、93便の乗員・乗客の皆さん、安らかに・・・で90点
(点数つけちゃ駄目・・・ですよねぇ。俺も)
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません