花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

見上げてごらん、秋の空を !

2019年09月10日 | 学校
残暑厳しい秋祭りとなりましたが
天気予報では今週は最低気温がぐんと下がると報じています。
空を見上げると暑いとはいえ、確かに秋の空。
紅葉もそろそろ始まるのかもしれません。
さて秋になると、高い青空を思い浮かべますが
夜の美しい満月も忘れてはいけません。
満月は1年間に12回から13回ありますが
この時期だけは中秋の名月といって特別な扱い。
なぜなら収穫の秋だからです。
その年の収穫物やお団子を供える風習があるのは
昔話などで子供の頃から知っていると思いますが
みなさんは実際に経験したことがありますか?
知識としては知っていますが、残念ながら
お供えしたことがないという人も多いのではないでしょうか。
この地域ではちょうど今、
生けるのにぴったりのススキがあちこちにあります。
お子さんにはとても良い思い出となるはずなので
ぜひ一度やってもらいたいものです。
2019年、令和最初の中秋の名月は9月13日。
まもなくです。
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視点を変えると支点が変わる ?

2019年09月10日 | 研究
これは日本土壌肥料学会でハンターズの2人が発表したポスター。
静岡県が会場なので不織布に印刷し、
風呂敷のように折りたたんで持参しました。
印画紙と比べてインクが布に吸収されるため
鮮やかさはなくなるのが欠点。
いったいどんな評価をされるのか気になっていました。
するとどの方もきれいなポスターだと高評価。
ひと安心です。今回のポスターは7段組。
フローラの基本は5〜6段だったので、いつもより情報満載です。
また今回驚いたのは、仮説通りのきれいなデータが取れたこと。
いつもは植物相手だったのですが、今回の相手は無生物の土壌。
気まぐれな生き物でなかったのが理由かもしれません。
内容は、みなさん日頃あまり触れたことない
乾燥地域の集水技術でしたが、きれいなデータのおかげで
理解しやすかったのではないかと考えています。
さて今度の日曜日は日本植物学会に参加し
この2人は同じようなテーマで発表することになっています。
しかし盛り込むデータは土壌肥料学会ではないため
植物栽培のデータを増やす予定です。
実はポスターにこんなにたくさんのグラフを載せていますが
ここでは省略しているたくさんのデータを彼らは持っているからです。
同じ内容でも土壌肥料の視点で捉えるか、
植物栽培の視点から捉えるかでは伝えるポイントが変わるため、
表現方法も変わってくるので面白いものです。
かつては植物一辺倒だったフローラ。
いつのまにか広い分野に対応できる環境班に進化しています。
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