花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

祭囃子が聞こえる

2019年09月06日 | 学校
南部町の里にも秋風が吹くようになりました。
するとやってくるのが秋祭り。
周辺の町でも盛んに始まっています。
この地域の秋祭りはもちろん豊作御礼。
ヤマセを乗り越えて得た秋の恵みを神様に感謝するお祭りです。
先日ニュースで南部町のお神輿が今から約250年ほど前
京都で製作されたものと判明したとの記事が載っていました。
田舎とはいえ歴史のあるお祭りであることがわかります。
ところで神様を喜ばせる「おもてなし」はさまざまありますが、
この地域のほとんどの町では、人形を飾った山車(だし)が登場します。
大人も子供もみんなこれが楽しみで、
祭りのしばらく前からワクワクしながら囃子の練習をするのです。
ところがここ南部町だけは違います。
山車はあるのですが、そこには人形飾りなどあまりありません。
なぜなら山車の上は踊りのステージなのです。
さすがは南部手踊り発祥の地といわれる手踊りの里。
ベテランから若者まで夜になると町内に設置された山車の上で
夜遅くまで踊り明かし、神様に喜んでもらうのです。
この周辺の地域とはまったく違うユニークなスタイルには
いつもながら驚かされます。
さてこんな独特の文化を何百年も繋いできている南部町ですが
人口はどんどん減少し、祭りの担い手が不足しています。
名久井農業高校はそんな地域の依頼を受けて
たくさんの名農生を助っ人として参加させています。
さらに学校祭のPRもかねて全校生徒で
流し踊りを踊るなど祭りを盛り上げる活動もしています。
町民と一緒に出来秋の田舎町を盛り上げる様子は、
まさにNHKの新日本紀行を見ているようで
農と祭りが切ってもきれない関係であることがよくわかります。
普通科の先生方はなぜ参加するのか疑問を感じるかもしれませんが
農村文化を伝承するのは農業の大切な役割。
これは全国の農業高校生が学ぶ教科書にも大きく書かれています。
つまり名農が全校で祭りに参加するのは農の役割を実体験する学びのためなのです。
今年の全校で参加するのは9月8日、日曜日の予定。
町に祭囃子がきこえています。
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ドーピング疑惑

2019年09月06日 | 研究
日本土壌肥料学会で最優秀を受賞したハンターズ。
昨年のフローラの優秀賞に続き、連続入賞に大喜びです。
さてこれは彼らが会場である静岡大学に持ち込んだもの。
不織布製のポスターの上に不思議な箱が2個あります。
実はこの箱の中にはポスターを指す棒が入っています。
ご存知の方はすぐわかると思いますが、
これらはハリーポッターの「魔法の杖」。
歴代フローラメンバーが修学旅行でUSJに行くたびに
1本ずつお土産として買ってくるのでいつの間にか集まってきました。
魔法の杖はとても高価なお土産。
記念にと購入される方も多いと思いますが
こんなに実用的に活用しているのはフローラだけではないでしょうか。
今回、彼らが選んだのはハリーポッターと
魔法学校のダンブルドア校長先生の杖。
彼らの緊張をほぐそうとフローラの倉庫から引っ張り出しました。
見事最優秀を受賞した彼らいわく、すべては「魔法の杖」の力。
ボロボロの練習だった彼らが最優秀。
もしかしたら本当に魔法の力が働いたかもしれません。
次は植物学会。4名のハンターズが挑戦します。
倉庫からまた新たに2本の杖を引っ張し
フローラ譲りの魔法の力を授ける予定です。
競技能力を増幅させる可能性がある手段(薬物あるいは方法)をドーピングといい
フェアプレー精神から外れる行為として禁じられています。
果たして魔法の杖はドーピングになるのでしょうか?
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