花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

サラダリウム

2019年09月19日 | 研究
ここは夕方の馴化温室。
ご覧ください。赤と青の光に包まれています。
もちろんこれはハンターズの研究。
人工光によって植物がどのような変化を見せるかを探っています。
この手の研究はフローラが結成時から続けてきた得意分野。
初代メンバーがフォトニクス(光工学)と名付けたのも
このLEDによる植物研究が元になっています。
現在、照射されているのは4つの植物。
いよいよ研究も佳境に入ってきました。
さて2010年、実験とはいえあまりにきれいな光景なので
フローラはレタスなど食用植物を店内で栽培しながら
栽培風景を鑑賞するレストランというアイデアを
京都大学で開催された科学技術コンテストで提案したことがあります。
その名もアクアリウムならぬ「サラダリウム」。
まだ植物工場という名前が認知されていない頃なので
審査員の先生方も栽培しているところなど見たことがありません。
フローラのきれいな温室を見てそれは感心していました。
あれからもう10年。温室は相変わらず美しく
まるでクリスマスイルミネーションのようです。
現在は安価で室内栽培する装置が市販され
店内でレタスを栽培するお洒落なレストランも誕生するなど
LEDを使った植物栽培も当たり前になってしまいました。
フローラがちょっとだけ時代の先を歩んでいた頃の話です。
コメント

女子は度胸

2019年09月19日 | 研究
ここは仙台の東北大学。
先日、チーム名農は日本植物学会のポスター発表に参加してきました。
参加したのはドローンで有名な果樹班とハンターズ。
そして4月から先輩の指導を受けて研究してきた1年生の研究生たち。
果樹班以外はみんな今回が初出場。1年生は少し緊張しています。
しかし始まると不思議なもので1年生のポスターにたくさんの人が並びます。
というのも果樹班もハンターズも農業や環境という視点がベース。
ところが1年生の研究は光とポリフェノールという
純粋に植物生理について取り上げたもの。
多くの学会員の興味を引いたようです。
また面白いことに1年生、2年生とも女子は度胸が座っています。
臆することなく積極的に説明する姿は男子もかないません。
残念ながら今回、受賞するチームはありませんでしたが
緊張を乗り越えたというたくさんのお土産を得ることができました。
ハンターズにとってはこれからがオンシーズン。
徐々に力をつけています。
そして1年生の研究生にとってはこれでゴールイン。
来年はそれぞれの学科の研究班に入って活動を始めることになりますが
この経験を活かし、名農の研究活動をリードしてもらいたいものです。
4名のハンターズに後で聞いたら、昼食で牛タンを食べたのは2名。
他の2名はちょっと苦手だったようです。
コメント