花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

緑一色

2019年12月20日 | 園芸科学科
確か麻雀に「緑一色」という役があったはずですが、
秋までシクラメンでいっぱいだった園芸科学科の草花温室は
現在はご覧のとおり、別の草花で緑一色に変わっています。
名前はサイネリア。cinerariaと表記し、昔はシネラリアと
読んでいましたが、死ねは縁起が悪いということから
サイネリアと呼ばれるようになりました。
「人間は考える葦(アシ)である」で有名なイネ科のアシも
「悪し」を思い出すという理由で「良し」、
つまりヨシと呼ばれるようになったのと同じ理由です。
いかにも日本人らしい発想です。
さて、この緑一色のサイネリアは名久井農業高校自慢の
「花の卒業式」でステージをこれでもかと覆う花材となります。
今年の卒業式は3月1日。
フローラが解散し、ハンターズが独り立ちするまでの1年間、
名農の環境研究を牽引してくれたバブルボーイズたちも
年が明けたら2ケ月で卒業となります。
それと同時に校長先生もこの春退任されます。
どうやら今年もサイネリアはたくさんの人たちの旅立ちに立ち会うようです。
今日は名農の2学期修了式。明日から長い長い冬休みとなります。
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どこでもドア

2019年12月20日 | 研究
春からの研究活動も一段落し、現在、名農生はまとめや発表に取り組んでいます。
中でも2年生は農業クラブ主催の上級位検定が2月上旬にあるため
約100名弱がレポート作りに取り組んでいます。
しかし問題があります。それはコンピュータの数。
大概の学校はクラス単位で授業をするため、
コンピュータ室には40台もあれば授業ができます。
ところが課題研究は2年生すべての学科で同時進行。
したがってみんながレポートをコンピュータで作ろうとすると
コンピュータ室がパンクしてしまいます。
かつてフローラは全員が手書き。原稿用紙に向かって各自作っていたので
コンピュータ室に行くことなど考えたこともありませんでした。
ところがハンターズは全員がコンピュータでの製作を希望。
理由はメンバー5名とも家にコンピュータがあるため、
冬休みにじっくり取り組めるからです。
これは嬉しいことですが、レポートの構成や表記は
農業クラブのルールがあるため、一度全員で覚えておく必要があります。
そこで2学期最後の課題研究では、実際に画面に向かいながら
ルールを確認することにしました。
そこで用意したのがMacコンピュータ。
フローラが10年間の活動で手に入れたものです。
つまり5名だけならハンターズはコンピュータ室に行かなくても大丈夫。
自前のMacがあるため、どこでもドアを開けたように
どこにいてもコンピュータ室になっちゃうんです。
こういう時、あらためて歴代フローラメンバーに感謝したくなります。
おかげさまで確認もスムーズに終了。
5色のUSBも配布され、あとは家で完成させるだけです。
明日からお待ちかねの冬休み。3学期最初の課題研究に提出できるよう
こたつでミカンやリンゴでも食べながら頑張ってください。
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