花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

エイプリルフール

2020年04月01日 | 研究
農業クラブ室にあるホワイトボード。
よく見ると見覚えのあるものが書かれています。
これは2018年、最後のフローラ10が日本代表として
水研究の世界大会に出場した際、練習に使っていたもの。
あれから2年も経ちましたが、まだ誰にも消されず残っているのです。
また農場の園芸実験室の準備室には、2012年に同大会に出場したフローラが
測定結果などを記録した黒板がこれまた消されずそっくり残っていたはず。
チームは解散しましたが、いたるところにその足跡が残っていて興味深いものです。
さてそんなフローラの後継者として昨年誕生した「トレジャーハンターズ」に
またまたとんでもないビッグニュースが飛び込んできました。
それが3度目となるストックホルム青少年水大賞、つまり国際大会への出場切符です。
嬉しいことに彼らが昨年から取り組んできた三和土を活用した集水技術が認められました。
まだ連絡していませんが、きっと仲間も先輩方も喜んでくれるはずです。
でも現在、休校中で教えようにも人がいません。
さらに今日はエイプリルフール。ウソつくなと誰も信じてくれないかもしれません。
文部科学大臣賞、内閣総理大臣賞、そして日本ストックホルム青少年水大賞。
フローラとハンターズの力も大きいとはいいながら、できすぎの新人です。
とはいっても新型コロナウイルスの影響で今年のオリンピックは延期。
国際大会は夏ですが、もしかしたらこちらの大会もどうなるかわかりません。
おそらくハンターズのメンバーは喜びと同時に、不安を抱えた複雑な心境だと思います。
現在の予定では、1週間もすれば始業式。
みんな揃ったらあらためて世界大会に向けたスタートを切りたいと思います。
コメント

最後の姿を記録する

2020年04月01日 | 研究
チームフローラフォトニクスが結成された2009年当時に使っていた古いデジカメ。
小型ながら画角が35mmカメラに換算して24mmと
当時にしては珍しい超広角で使いやすく、毎日のように活動を記録していました。
さてきれいに写るデジカメカを選ぶのに、最も重要な要素は今も昔も撮像素子の大きさ。
CCDとかイメージセンサーともいう光を電気信号に変換する部品のサイズです。
当然大きい方が光を集め、高画質な写真を撮ることができます。
今年、ハンターズの活動を記録しているのは久しぶりにデジタル一眼レフ。
こちらの撮像素子のサイズは36mm×24mmで
一般に35mmフルサイズと呼ばれる大きなものです。
ではこの古いデジカメはというと、1/1.7型という小さなタイプで
なんと7.4mm×5.6mmしかありません。
ではこれまたハンターズの撮影に使うスマホのiPhoneはというと
4.6mm×3.5mmしかありません。
それでもiPhoneは画素数を抑えることできれいな写真を撮ることに成功しています。
スマホで撮影した写真を大きく引き伸ばす人などいないので、これで大丈夫なのです。
大型デジカメは高価です。理由は撮像画素の価格。
1枚で数万円から10数万円もするといいますから、
まさに画質と価格を左右する生命であることがわかります。
さて今日から4月。学科減の影響で研究班の見直しもあり、
おそらく環境班は今年度一杯で活動を終えることになるでしょう。
これらのカメラは、そんな環境班最後の姿を記録し続けています。
コメント