花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

データ整理

2020年04月28日 | 研究
これはハンターズが使っている記録用紙。
現在、最大8項目もの分析をしなければならないからです。
ところが昔、フローラがサクラソウ自生地の種差海岸の環境調査をした時は40項目。
それもわざわざ遠い八戸市まで出かけて行ってです。
調査は海が目の前のフィールド。調査の途中に雨や雪が降ってきたり
風が強い時は、潮風が吹きつけるなど大変でした。
しかし作家の司馬遼太郎が「どこかの天体から人がきて
地球の美しさを教えてやらねばならないはめになったとき
一番にこの種差海岸に案内してやろう」と綴ったように、国の名勝地に指定されている
絶景の中で活動するのは最高の気分。みんな楽しく取り組んでいたものです。
それに比べる彼らの調査は8項目。楽なもんですといいたいところですが
測定対象物が多いので時間がかかるうえ、室内なので気分転換できず苦戦しています。
測定するのはハンターズの5名ですが、どの項目を担当するかで天国か地獄。
あるメンバーは運悪く、1回4時間コースが当たって泣いていました。
それを見て笑っている他のメンバーだって2〜3時間はかかります。
これは三和土(たたき)の耐久性を調査するもので、主任研究員は2名。
でも、もし2名だけで行っていたら、丸一日もかかってしまい
続けるのが難しかったかもしれません。
そんなことから黙々と2名をサポートしてくれる他の3名には心から感謝です。
現在、休校中のため活動自粛中。ハンターズもテレワークしています。
おそらくデータを整理しながら論文作りに励んでいるはずです。
予定ではゴールデンウィークが終わるとまもなく1学期の中間考査。
果たしてテストができるのでしょうか?
テストがあっても対応できるように
学校から山ほどの宿題も出ているので、そちらも頑張ってください。
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ビッグショウ

2020年04月28日 | 学校
ご覧ください。
花色の違う樹木が2つ見えます。
左は早春の代名詞であるウメ。濃いピンクが見事です。
右の花はもちろん春を告げるサクラの花。
なんと早春と春の主役二人がなんと共演し
豪華絢爛なビッグショウを披露しているのです。
どちらもバラ科でそれは美しい景色ですが、今年は無観客。
残念ながら、かわいそうに誰も見てくれません。
人は他者に認められるとモチベーションがあがるといいます。
せめて植物にも、きれいだねと声でもかけてあげたいものです。
さていろいろあった4月もまもなく終わります。
ゴールデンウィークが終わると果たして感染者数は減っているのか。
そして無事休校措置が解かれ、またキャンパスに名農生が帰ってくるのか。
こればっかりは神様しかわかりません。
しかし名農生は早く圃場に飛び出し、
自然の中で学びたいという気持ちを強く持っています。
5月になって収束へ傾いていく。
みんなでそんな幸運を引き寄せたいものです。
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