花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

星に願いを

2020年04月21日 | 学校
明星といっても古い雑誌の名前ではありません。
ここは名久井農業高校のグラウンド。方角は西の空です。
日が暮れてブルーモーメントに包まれると
最初に現れてきたのが、ひときわ明るい星。
写真の中央上にちょっとだけ見える白い点がわかりますか。
これは「宵の明星」と呼ばれる金星です。
このように名農は高台にあるため、星がよく見えます。
今から30年以上も前、名農生と学校内にテントを張り
夏休み一晩グラウンドで過ごしたことがあります。
理由はペルセウス流星群の撮影。
流れ星が消えるまでに願いを唱えると叶うといわれていますが、それは無理。
どこから出現するかわからないうえに一瞬で消えるからです。
そこで写真に撮ったら消えることがないと無理やり理由をつけ
「願いが叶う撮影会」と称してワイワイ楽しんだのを思い出します。
でも本当は、どこから出現するか全くわからないわけではありません。
流星群にはそれぞれ輻射点という場所があって
親彗星のチリがそこから流星となって放射状に現れるのです。
確か数枚の撮影に成功し、学校の現像室で大きく引き伸ばして
文化祭で飾ったりしたものです。
さて宵の明星は流星ではありませんが
コロナの早い収束とハンターズの活動再開を祈るばかりです。

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目撃者

2020年04月21日 | 研究
必要最低限に限られているハンターズの活動。
寮生のメンバーが実家に帰ってしまい会うことも難しい状況。
そこでまた荷物の整理をしています。
するとまたまた古いカメラがカバンから出てきました。
右のカメラはなんとあのライカ。
昔、自動車のディーラーからいただいたものです。
小型でさらにデジカメなので、35mmカメラのように
とんでもない価格はしませんが、
園芸科学科時代終盤のフローラの活躍を記録していました。
この頃はサクラソウ研究の大詰め。きれいな発色はさすがライカでした。
しかし畑に毎日のように持ち出すハードな使い方をしたため数年で故障。
直すとかなり費用がかかりそうなので、泣く泣くリタイヤしてしまいました。
左のカメラはその後継機。フローラが環境システム科に移籍ばかりの頃に
使っていた手のひらに乗る小さなニコンのデジタルカメラです。
このカメラには本当にお世話になりました。
環境システム科に移籍時の研究は植物による水質浄化研究。
このカメラでフローラの数年に渡る悪戦苦闘が記録されました。
カメラの黒い塗装が剥げ、シルバーの金属面が見えています。
4〜5年使いましたが、今も問題なく使えます。
では使えるのになぜお蔵入りしているのでしょう。
実は数年前、また新しいデジタルカメラをもらったのです。
もちろんフローラが頂いた賞の副賞。今まさに頑張っているところです。
このように環境班のカメラはメンバーの悪戦苦闘を見てきた目撃者なのです。
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