花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

農高の商業学習

2020年04月15日 | 環境システム科
机上にたくさんの野菜の種子が並んでいます。
よく見るとすべてカブです。
カブは世界中で食べられている野菜で
日本でも在来種から新しく品種改良されたものまで含め
100種類弱の品種が現在も栽培されているといいます。
青森県は全国3本指に入るカブの生産地で
5月頃に出荷される野辺地町のコカブは有名です。
さてこのカブの種子は環境システム科の商業系コースである
ビジネス類型の生徒が栽培するために用意されたもの。
なんと生産販売を通して、利益と経費の関係や
ビジネスの仕組みを学んでもらおうと準備されました。
現代の農業は生産はもちろん、直売所のように販売も重要です。
しかし商業系の学習は机上で知識として学ぶことが多く
今ひとつピンとこないもの。したがって商業高校でも
模擬貨幣を使った授業や実際に仕入れた商品を
文化祭などで販売しながら体験的に学んでいます。
幸いなことに農業高校はその商品となる作物を自ら生産できます。
名久井農業高校では、生産、加工、販売という
フードシステムの一連の流れを体験できるという農高の魅力を
最大限に活かした商業学習が展開されています。
コメント

人恋しい

2020年04月15日 | 研究
無加温、それも窓が壊れて閉まらない施設「馴化温室」。
ご存知のとおり、フローラ、バブルボーイズ
そしてハンターズなど歴代環境班の本拠地です。
冬でも窓が開きっぱなしなので、室温は氷点下までさがり、
普通の草花なら越冬することは難しい極寒の環境。
さらに雪で扉が開かなくなるので実験はできず
冬の間は誰も足を踏み入れることもありません。
しかし今年の冬は、この温室で留守番をしてくれたツワモノがいます。
それが手前に写っている鉢植えのリンゴンベリー。
一昨年、ストックホルムで大活躍したフローラを讃えるために手に入れたもので
氷点下10度以下になっても大丈夫なタフな植物です。
そんな馴化温室ですが、このところ気温が上がりはじめてきました。
メンバーが帰ってくる。
きっとリンゴンベリーはきっと首を長くして待っていたと思います。
ところがいつになってもメンバーはやってきません。
何と彼らは今、土を扱う研究のため、土肥実験室で実験をしているのです。
春になってもひとりぼっち。
コロナの影響で私たちも不要不急の外出は自粛中。
リンゴンベリーともども人恋しさが募りますが、もう少しの辛抱です。
コメント