花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

On Your Mark

2020年04月29日 | 研究
いつまでたっても人がやってこない馴化温室。
さすがに留守番しているリンゴンベリーもかわいそうになってきました。
しかしよく見ると、冬に比べハンターズが打ち合わせに使う机上に
いろいろな物資がのり始めているのが分かります。
なぜなら農作業は春になると一斉に始まります。
農業研究も同じで、各班待ってましたとばかりにスタートダッシュします。
順調にスタートするために大事なのが事前の準備。
特に土や肥料、種子などの物資は入荷が遅れましたでは済みません。
そこで冬のうちに計画を立てて、春になる前に発注しているのです。
昨年結成したハンターズも気がつくと今年が最後の年。
有終の美を飾るために、今年もさまざまな研究に取り組む予定です。
この机上の資材はそのためのものだったのです。
ところが事件。だいぶ揃ってきたと思ったら、突然休校となりました。
使い手のいない温室はいくら資材があってもどうしようもありません。
5月連休明けには休校が解かれる予定。
果たしてどうなるものか油断できませんが、
いつでもロケットスタートが切れるよう物資を点検する日が続いています。
でも「位置について!」と宣言されてから、長く待たされると体も精神ももちません。
コントじゃないんだから早く号砲を鳴らしてほしいものです。
それにしても大量の土。まるで農業資材屋さんです。
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増えるんです

2020年04月29日 | 学校
これは実験的に露地植えしたリンゴンベリー。
暑い夏を乗り越えて元気です。
ところが先日、よく見ると不思議なものを見つけました。
なんと植えていないところからリンゴンベリーが顔を出ているのです。
○印で囲ったところです。すぐに頭に浮かんだのが実からの発芽。
昨年、数は多くありませんが、真っ赤な実がつきました。
ジャムにできるほどの数ではないため放置しましたが
もしかしたら、こぼれた実から発芽したかもしれません。
しかし、それにしては10cmもの大きさになっているとは不思議です。
リンゴンベリーは樹木なので、草花のようにすぐ大きくなるとは思えないからです。
そこでちょっと調べてみました。するとすぐに謎は解明。
驚くことにリンゴンベリーは地下茎を広げ、
そこから新しい茎を伸ばして株を大きくしていくのだそうです。
樹木なのに変わった増殖の仕方です。
もしかしたら本当にグランドカバープランツに向いているかもしれません。
挿し木でもしようかと思っていましたが、そんな必要もないようです。




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