花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

さくら坂

2020年04月26日 | 学校
名農の正門から校舎に続く坂道。
長い坂をのぼってきたゴール付近にあるサクラが今、満開です。
いつもなら卒業アルバムや新入生のクラス写真を撮ろうとみんな計画するのですが
今は、新型コロナウイルスにより、あいにくの休校中。
残念ながら、せっかくきれいに咲いたサクラを誰も見ることはできません。
さて先日、名久井農業高校の今後の予定が発表されました。
本校のホームページにも掲載していますが、
地域の皆さんが楽しみにしていた生物生産科の野菜苗販売と
園芸科学科の草花販売が中止。また地域の農家さんに出向き
人工受粉などの農作業を支援する活動も今年はなし。
地元の直売所で行なっている名農アンテナショップでの農産物販売、
そして保育園や小学生の農業体験の受け入れも中止。
さらに校内行事である農業鑑定や地区分会ですら今学期は取りやめることになりました。
もっと驚くのが農業クラブ。6月に開催される農業クラブ県大会は、
まだ中止と決まっていませんが、名久井農業高校はどの高校よりも早く出場辞退を宣言。
こうなると、もう農業高校ではありません。
このままいったらクラスみんなで農業実習をして良いのかもわからなくなってきました。
どうやら名農はなりふり構わず、すべての活動を中止して、
災いが過ぎるまで待つことに決めたようです。
ハンターズをはじめとするたくさんの研究班は、現在活動を自粛していますが
このような状態になると、いつ中止の指示が出るかわかりません。
すべてにおいて極めて不安定な状況にあるのは間違いないようです。
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心の持ちよう

2020年04月26日 | 研究
ハンターズのベースキャンプである馴化温室の脇に
大きな鉢植えのブルーベリーがあります。
かつてある学科の授業で栽培していたものですが、現在この学科は閉科、
さらに担当された先生も転勤され放置されていました。
ところがいつまでたっても後見人が出ず、2年ほど
名農に遊ぶ小鳥たちの餌となっていたことから
ある日、フローラの勇士が思い切って口にしました。
もちろん暑い中、採れたてのブルーベリーはジューシーで
毎週の実習が楽しくなります。しかし不思議なもので、
管理する人がいない放置されたものと知ってはいながら、
収穫したり口に入れる時は、なぜか後ろめたい感じがして
つい周囲の目を気にしてしまいます。
おそらく人が見ていたら、かなり怪しい感じです。
ところがハンターズはそんなブルーベリーの経歴は知りません。
正々堂々と収穫しては食べ、昨年はパック詰して販売し
実験費を捻出していました。
同じ行為をしているの心の持ちようで感じ方が違う。
面白いものです。
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