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御嶽山噴火による災害派遣等(9月28日)

2014年09月28日 23時51分56秒 | 航空機
 2014年 9月27日 11時52分 御嶽山噴火
         14時31分 長野県知事から陸上自衛隊第13普通科連隊長(松本)に対し災害派遣を要請。
         20時30分 長野県知事から消防庁長官に対して、緊急消防援助隊の派遣を要請。

ただちに消防組織法第44条第1項に基づき、消防庁長官から火山性ガス検知資機材を保有する
高度救助隊及び山岳救助隊について、愛知県、静岡県、東京都及び山梨県の4都県に対して、出動要請。



6:20 国道19号を進出拠点である道の駅「木曽市場」を目指す静岡県隊。サポートカー×2、マイクロバス、資材車×3


7:00 道の駅三岳に向かっている最中にお山が見える。この一瞬前に陸自のUH-60JAが木曽福島市内にアプローチしていった。


7:02 JA6917 Bell412EP 中部地方整備局「まんなか」 ヘリテレ中


道の駅三岳にて待機中の自衛隊の方達


7:34 王滝村松原スポーツ公園にて展開する長野県隊(長野市消防局・松本消防局) 29日からはここにUH-60JAが離着陸する。


一瞬噴煙が弱まり山頂の様子が見える。


最大望遠のを少々トリミングしたものがこちら。こうやって見ても埋もれている様子が分かる。


 7時40分から消防・自衛隊・警察による地上救助隊が出発。DMATの医師も同行しトリアージを実施する。



8:08 木曽福島地内を走行する89式装甲戦闘車を搭載したトレーラー。自分は4台とすれ違う。


8:12 DMAT待機場所である県立木曽病院。長野県内だけでなく新潟や東京等からも集結。


 地上救助隊が出発した時間を考えると山頂到着は早くても11時。
 それまでは大きな動きはないと判断して松本空港へ向かう。



9:20 JA120D EC135P2+ 信州大学医学部付属病院/中日本航空  木曽病院から信大へ。


9:28 JA01YP AS365N3 読売新聞  なんかいっぱい乗ってる。 


サウスエプロンにはCH-47 手前52966 奥52916


自衛隊、民間、警察、消防入り乱れ。


JA01FD AS365N3 総務省消防庁 ヘリサット搭載機


9:39 JA01YPが離陸。御嶽へ。


9:51 JA220E AW139 長野県警「やまびこ2号」 先行している1号と交代のため出発?カメラ起動中。


9:54 JA02CP EC135P2 中日新聞  給油のため飛来。


 このまま松本空港にいても報道機を撮るだけになってしまう。
 ぼちぼち木曽福島に戻ることにした。
 その途中、高遠にドクターヘリが来たとの情報をキャッチ。
 権兵衛峠との分岐にちょうどいたので少々迷いつつも伊那方面へ。
 もしかしたら伊那中央病院に降りるかもしれないと思いつつ気が焦る。
 しかし、紅葉マークの車両に制限速度以下で走られ遅くなる。
 ヘリポートまで最後の直線に入り、あと200メートル、というところでヘリは離陸して行った。



11:02 残念。まあまたそのうちここで見ることが出来るだろう。


 そして木曽福島まで戻るがその時間を見たら先ほどより5分ほど早かった。
 流れについていっただけでこれだ。先ほどのことが本当に悔やまれた。鳥居トンネル手前の道を上がればよかった。

 木曽福島に到着する寸前にUH-60が着陸するところを見る。
 遠すぎてどこが場外になっているかわからず。



12:08 JA412V Bell412HP 長野県防災航空隊(鹿児島国際航空より代替) 上空を御嶽に向けて通過。


 ここで蒼い鳩さんと業務引き継ぎ(謎)山形からお疲れ様です。
 電話で話している最中に聞き慣れたフェネストロンの音。
 慌てて電話を切る。



JA120Dが木曽病院へ向けてアプローチ。


12:45 ヘリポートにいるところを確保。離陸の様子はNHKのニュースで使われていた。


12:46 陸上自衛隊のUH-60JAが場外にアプローチ。


13:07 中津川からもDMAT隊が到着。自県での対応は終わり、隣接市対応で来たのだろうか。


 陸自のUH-60JAはひっきりなしに離着陸を行う。
 しかし、場外への道が分からず右往左往する。

 google mapで見ると関山公園野球場があるようだ。
 狭い道を上がっていくとちょうど1機が着陸して待機していた。

 また、各地DMATの車両が待機しており、生存者の対応であることがうかがえた。



13:42 43110 UH-60JA 機体が大きいせいか狭く感じる。


アイドル状態でも機体周辺はかなりダウンウオッシュがある。


隊員が乗り込み離陸準備よし。


13:49 離陸。再び頂上へ。  まずい!

 UH-60JAの猛烈なダウンウオッシュがギャラリーを襲う。
 消防隊が散水してあるのだが、あまり効果無し。
 機体に背を向け、カメラをタオルに巻いて抱きかかえて嵐が過ぎ去るのを待った。



13:50 3000メートル位の上空を通過するUH-60。何だか青く見える気もする…。


13:53 #124 自分はこれにて撤収。あんな砂嵐、カメラが壊れる。


14:05 またドクターヘリが来るのかと思いきや、ただの休憩でした。


 必要のないDMAT隊は撤収の指示が出たのか、通常走行で木曽病院を離れていく。
 今日の活動は生存が確認できた人のみに対する対応で、明日以降は違うのだろう。
 すでに山頂付近ではトリアージが終了したものと推測した。

 こちらも木曽を後にして職場へ。
  


15:22 職場から見た御嶽山の様子。噴煙がはっきり見える。


 少々仕事してから帰宅する。
 その途中、DMATのドクターカーとすれ違う。
 お疲れ様でした。



17:00 自宅付近から見た様子。上空の風の吹き方が違うのか、高さによって噴煙のなびく方向が違っている。


 今回の災害、自分が一番なじみのある山で起きたことが驚いた。
 しかし、いつか噴火すると覚悟はしていた。
 なので気象庁の火山情報はよく見ている。とはいえ、予知できるものではない。
 自分が中学の頃、学校行事でキャンプ場で一泊して次の日に御嶽に登るというのがあった。
 ところが火山性微動が多くなってるということから登山はキャンセルとなった。

 結局のところ、山に登る人はそれなりの「自己責任」を負わなければいけないのではいかと。





 今回はヨメに黙って走り回り、夜に話して泣かれた。
 身重で娘は走り回り、サポートのじいちゃんばあちゃんが旅行でいない状態。
 お腹が張ってしまったようだ。
 しばらく自重します。
コメント (6)
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