東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

冬籠りの前に(12月15日その1)

2019年02月20日 10時37分22秒 | 航空機
岐阜県飛騨清見から長野県朝日村をつなぐ飛騨信濃直流幹線新設工事。
工程表からは雪の多い時期を迎えるため冬籠りする期間が設定されていた。
12月半ばから3月半ばくらいの約3か月は工事が止まるようだ。
恐らくその前に…の駆け込みがあるかと思い前回もお邪魔した場外へと向かうことにした。

この日は本当に寒く、木祖村の峠を越える時には気温計が-10℃を表示していた。
さらに夜のうちに雪が降ったらしく今季初めての雪道を走る。
ジムニーのスタッドレスはもうスリックタイヤ並に減っており慎重に走る。
この撮影が終わったらタイヤ交換してもらおう…

いつもの道を走り場外に到着。
監督と挨拶して邪魔にならないところで撮影開始。
予想通り、冬籠り前の駆け込み需要のようだ。
資材上げと生コン打設があり、午後にはヘリは名古屋へ帰るとのことで今日来て正解だった。



8:10 エンジン、トランスミッション周りを点検する整備士達。


こっちも雪が降ったようでメインローターにうっすらと雪が積もっていた。


最終確認中…


機長は監督と今日の作業内容を確認。機体へと向かう。


機体下フックの状態を確認する整備長。


他の整備士は他資機材の動作確認を行う。


 生コンホッパーの作業弁開閉は炭酸ガスボンベを使用する。
 寒いと圧が足らなくて作動不良になることもあるのかも。



目視確認は終了かな?


カバーを閉めて終了。


 時間になり、土場側にも人員配置が完了したことから監督からも作業開始の合図。
 エンジンスタートとなる。



9:00 NO.1エンジンスタート。


 寒いためなのか、普段と違うエンジン音。
 アイドルアップを行っているのかな?



9:12 だいぶ時間をおいてからNO.2スタート。


 普段と同じエンジン音になり、ローターの速度を上げたり下げたりをする。
 機体周りにいた整備士達も動き始める。



9:14 車輪止めを外して離陸に備える。


9:15 フックの開閉状態を確認、OK。


9:16 生コン車も到着。バケットに規定量を入れて待機。


9:18 整備長が機体周りの最終確認。


9:20 機長のサムアップ。それでは行くよ…


上がれ~


ゆっくりと上昇。


何か確認しながらな感じ。


9:21 フックも間もなく地上から離れる。


JA9965 AS332L1 中日本航空


9:22 あと5メートル~


レベル、前進して…


フック確保。


9:23 フックは2ヵ所あるタイプ。一方にホッパーのリングをかける。そして開閉させる機構の端子を接続。


 普段ならここでゆっくりテンションをかけて離陸していく。
 しかし今回はテンションをかける前に高度を下げワイヤーを切り離す。


高度を下げて…


ヘリパットに戻り地上要員がスリングを確保。


あと50センチ~


9:24 着陸、エンジンアイドル。


 これは何か起きたようだ。
 機内では機長と整備長が色々とやっているのが見える。
 その間、エンジンの出力を上げたり下げたりしているが…
 


9:31 機長より「ダメ」のサイン。エンジンカット…


ここからが今回の話の始まりとなるのだった。
続きます。

コメント (2)
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