主鉄写日記

鉄道を中心にデジタル写真を楽しむ
私、bigwest_1965の写真ブログです。

やっと会えた富山地鉄の雄  ~富山地鉄14760形~

2013年03月01日 20時51分53秒 | 富山地方鉄道

関西在住の私にとって京阪・阪急・国鉄(JR)でお馴染みの転換クロスシートを備えた

料金不要の電車はごく当たり前でした。

それ以外の地方でも転換クロスシートや固定クロスシートを備えた車両は少数ながら存在していましたが

そんな中で幼い頃の私が1度見てみたい、乗ってみたいと思っていたのは富山地方鉄道の車両でした。

特に1980年に地方の車両としては珍しく鉄道友の会のローレル賞を受賞した14760形は同社初の冷房車として

登場しました。前面の大型2枚窓を持つスマートな前面と雷鳥をイメージしたというそのカラーリングは

物凄く洗練された存在に感じました。

ところが北陸線の特急の車窓から併走して走るその姿を何度か見た事は有りましたが

これまでにまともに14760形を見た事は一度も無く、今回京阪から譲渡された京阪特急色10030形の撮影に

出掛けましたが初めてその14760形にも出会う事が出来ました。

K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

Avモード  f6.3  1/640sec  ISO200  (100mm)

 

現代の水準から見ればデザイン的にはもはや旧世代と言えるレベルですが奇をてらわない端正なスタイルは

今見ても好感が持てるものだと感じます。

黄色と緑の新塗装編成も登場していますがこの旧来の地鉄カラーの方がずっと良いですね。

PENTAX K-5+smc PENTAX 17-70mm F4 AL [IF] SDM

マニュアル  1/500sec  f8  ISO200  (48mm)  JPEG

 

車体は半逆光。雪が白トビし過ぎない様にスポット測光でハイライトを測り慎重に露出を決めました。

もちろんハイライト・シャドー補正の助けを借りているのは言うまでもありませんが・・・。

京阪や国鉄の特急色の様にその存在を大きくアピールするカラーリングだと言えませんが

この様な風景の中でも決してその存在感が埋没する訳でも無く、この富山地鉄のカラーリングは

やっぱり素晴らしいです。

 

PENTAX K-5+smc PENTAX 17-70mm F4 AL [IF] SDM

マニュアル  1/400sec  f5.6  ISO1600  (100mm)  JPEG

 

こちらは立山連峰をバックに夕暮れの橋梁を渡る14760形です。

今回の撮影ではこの14760形に乗車する機会は有りませんでしたが次回の撮影の機会には是非乗車したいですね。

 

 

 

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雪の北陸路で見た京阪特急色  ~富山地鉄10030形~

2013年03月01日 17時03分45秒 | 富山地方鉄道

いよいよ今月、引退する京阪旧3000系(現8000系30番台)。

本家・京阪電鉄の旧3000系は今月限りで姿を消しますが富山地方鉄道と大井川鐵道に譲渡されて活躍中の仲間はまだまだ健在です。

富山地方鉄道に譲渡された旧3000系は順次京阪特急色から富山地鉄オリジナルの緑&黄色に塗色変更されました。

また、下回りの変更・スカートの撤去や細かい部分の改造を受けた地鉄の旧3000系は私にとって興味の対象外の車両となりました。

ところが昨年の春、本家・京阪旧3000系の引退発表後の連携イベントとして京阪特急色が10030形の1編成に復活しました。

そうなると不思議なもので地鉄の10030形に俄然興味が湧いて来るものですね。

出来れば京阪で旧3000系が活躍している間に地鉄を走る『京阪特急』を撮影したいと思いました。

大井川鐵道の3000系は譲渡後も京阪特急色で活躍していますが撮る側とすれば素晴らしいロケーションを持つ

富山地鉄の方が魅力的に映ります。京阪時代に考えられない雪景色の写真も今の時期なら可能です。

K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

マニュアル  1/640sec  f8  ISO160  (190mm)  JPEG撮影

 

ロケハンを行いながら京阪特急色の10030形を待ち伏せしてましたが立山線で捕獲成功!

真っ白い雪の中を行く京阪特急色の電車。京阪の路線では見る事の出来なかった風景ですがバッチリ似合っています。

国鉄特急色も自然から都会の風景まで似合うカラーでしたがこの京阪特急色も決して引けを取りません。

K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

マニュアル  1/640sec  f8  ISO160  (170mm)  JPEG撮影

 

振り返ってバックショットを撮影。向こうに見える立山連峰を入れる為に慌てて縦位置でズーミングしてフレームを整えました。

鈍重と思われがちのPENTAXの一眼レフですがピントの食い付きは早くこんな撮影でも問題有りません。

この後急いでクルマに乗って京阪特急色の10030形を追いかけます。

狙うのは立山駅手前の橋梁区間でのカットです。急勾配・急曲線の区間なのでクルマだと追い越す事が可能です。

地鉄の橋梁と平行して掛かっている道路の橋から狙いますが歩道の上の雪は除雪されておらず1m程の雪壁となっています。

10030系が来るまで5分足らずしか有りません。足と手で雪壁の一角を掘り崩してそこを足で踏み固めて少しづつ前進します。

何とかカメラを構える足場を作りレンズを橋梁に向けます。ジョイントを刻む音が響いて来ました。

K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

マニュアル  1/640sec  f7.1  ISO160  (70mm)  JPEG撮影

 

素晴らしい風景です。ファインダーを覗きながら気が付けば夢中で連写しました。

失敗を恐れたからでしょう、とにかく連写して1枚でも良いカットを残したいという思いが連写となった様です。

陽射しの強い雪景色だったのでもちろんRAW併用で撮影しましたがこの写真も先程の2枚と同じく

JPEGで撮影したものをリサイズして載せています。

ハイライト、シャドウ補正をONしてましたので強い白トビや黒ツブレは回避出来ました。

立山に着いた10030系はすぐに折り返す様なので場所を少し移動して先程と同じく雪壁の掘削作業と足場作りを行い

発車を待ちます。雪景色の撮影は満足出来る結果が多いのですが撮影するまでが大変なのです。

K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

マニュアル  1/640sec  f9  ISO160  (70mm)

 

架線柱の間に顔が覗いた瞬間を狙いレリーズします。後半は7コマ/秒に任せてまたもや連写!

うるさい撮り鉄さんならパンタの位置が悪い、架線柱に掛かっているなんて仰るのでしょうが気にしません。

顔と編成の位置が一番大事だと考えていますので(笑)

 

本当は望遠レンズで迫力の出る圧縮系の写真も狙いたかったのですが如何せんたった2両の編成だと・・・・・難しい。

という訳で背景を圧縮して引き寄せた写真を最後に狙いました。

ちょうど良い具合に宇奈月温泉から富山へ戻って来た京阪特急色の10030形と再開。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

Avモード   f2.8   1/1600sec   ISO100    (40mm)

 

今回もいつもと同じく事前の下調べもせず行き当たりばったりの撮影でしたが結果的にイメージしていた様な写真が撮れて大満足でした。

出来る事ならいつまでも鳩マークを付けたこの京阪特急色で活躍を続けて欲しいものです。

コメント (6)
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