国鉄の分割民営化の直前に製作・投入されたキハ54形気動車。
車体はステンレスの為に一見すると近代的なイメージですが良く見ると旧型在来車の廃車によって
発生した部品が流用されていたり外観もコストを抑えたシンプルなデザインの為にとても地味な存在です。
でも月日が経つにつれて良い感じにくたびれて良い味わいを醸し出している様に感じます。
Panasonic LUMIX DMC-FZ200
Pモード f2.8 1/10sec -1.7EV ISO100 (4.5mm)
人気の無い琴平駅のホームにアイドリング音を響かせて発車を待つキハ54形気動車。
ホームの屋根は白塗りの木造でキハ54が持つレトロ感を惹き立ててくれています。
F2.8という明るいレンズと優秀な手ブレ補正機能に助けられてISO100という感度での撮影です。
小サイズセンサーを持つコンデジカメラが苦手とする高感度を使わずに済みましたので
ノイズが殆ど無い画像でこの夜のホームの雰囲気をFZ200は捉えてくれました。
新しいデジタルカメラで撮る『少し古い光景』も楽しいものです。
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