今や東海道・山陽新幹線の顔としてすっかりと定着したN700系。
速さと居住性を高次元でバランスさせた系列で新幹線利用者と言う立場で見れば実に頼もしい存在です。
ただ、鉄道撮影を趣味とする立場から言えば決して写欲を刺激する存在とは言いがたいのですが
トンネルの多い我が国の高速車両として進化し続けたその先頭部の複雑な造形は見る角度や
光の当たり具合によっては時として不思議な魅力を感じさせてくれます。
PENTAX K-3+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
TAvモード 1/1600sec f7.1 ISO800 (500mm)
※RAW現像時にトーンカーブ、キー、ホワイトバランスを調整。
K-3とのマッチングが悪かったBIGMAですが先月にSIGMAでの部品交換・調整を受けて
手元に帰ってきましたので今日、この高速車両で実写に挑みました。
結果は写真の通りで250km/hを超えているであろうN700系の「エアロ・ダブルウイング」と
呼ばれる先頭部をしっかり捉えてくれました。
撮影条件としては曇りのようですが、
このように陰影を強調する風合いに仕上げるためにはちょうど良い条件と思います。
角材のようなN700系だからこそこのような画面構成比90%以上を締める事ができます。
500系だとここまでいきませんからね。
新幹線撮影から遠ざかって久しいのですが、500系なき後ではやはり腰が重くなります。
これからも迫力ある作品を楽しみにしています。
東海道新幹線より一年後輩の私なんですがやはり500系が居なくなっても
こういった肉食系の写真には挑みたいものですね。
超イケメンだった500系だからしっかりとその全てを捉えたいと思いますが
N700系はこういった捉え方も有りかと思います。
機を見て北陸のW・E7も狙いたいと思いますが500系を上回る写欲を
得られるかどうかは疑問ですね。