あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

発達障害のフィルターを通して考えてみる

2018-11-24 | from:sachiaki
昨日、自分主催のイベントがあっておでかけして、
そのあとにアスペルガーをお持ちだという知人から
どうやって社会に対応していったかの話を聞いていたsachiakiです。

実は3月に一度、同じ方にお話を聞いて
発達障害の中でもアスペルガーを持っていると
どんな風に社会を感じているか、
そして自分でどうやって乗り越えていったか、
を聞いていたんですけれど、
うまく文字に起こせていなかったので
改めてお話を聞いてみたいんですわ。

この話はまた別のところにレポートとして記載するつもりなんだけど、
その人が最後にノートを破ってこんな手記をくれました。

「辛いときに一番してほしかったのは?
  
  なぐさめて
  わかって

 一緒にしてもらってもダメだった
 代わりに戦って助けてもらうこと

 でも絶対にそれはしてくれない

 だから自分で自分を助けるしかなかった」



私がよく自分で助かろうと、幸せになろうとしなかったら
それはダメだよ。
って言っているのと似ていているし、
そして、それは辛い立場の当人から出てくる言葉でない限り
ただの押しつけになるものだから
なかなかオープンな場で発言をするのは難しい話でした。

それが辛い当人から「自分で自分を助ける」と出てきたのは
すごいことだと思うし、
きっとその他の今辛い人たちへの光になりはしないか?
なんてことを思ったりもしました。

実はちょっと探せばいくらでも似た話はあって、
結局この自分で自分を助けるきっかけをどう持つか、
というのが肝なんだろうと思ったり。

この人は自分が辛いをカウウセラーさんに言い続けて
8年かかってやっと気づけたそうです。

カウンセラーさんと話をしているときは
気持ちが高ぶってしまって喋ったことを忘れてしまうというので
自分でレコーダーを持ち込んで
帰宅して冷静なときにその喋りを文字起こしして
そして自分の言葉を客観視し、

「こんなにも(自分が)人に期待をしている
 値が大き過ぎるとは気づけなかった」


と気づくまで、たくさんのノートを作り出したそうです。

自分が受けている愛に気づくこと。

この才能は持って生まれている人はハッピーだけど
そうでなかったり、感知する能力が弱かったりすると
どうしても本やドラマからの情報を参照するしかなく、
こうしてもらったからいいこと、こうしてもらったから嫌なこと
そんな風にしか判断できず、とてもシンドイものになってしまうみたいです。
またアスペルガー独特の自分世界でモノを見るという
偏見フィルターを通した認知だと
些細なことで傷つき、どうしようもなく凹んでしまうのだそうです。
これが悲劇のヒロイン・ヒーローである世界から抜け出せない理由だそうで
自分でその主観を”意識して”抜け出す工夫をみにつけないと
いつまでも悲劇のヒロイン・ヒーローから抜け出せないのだ
と、その人は言っていました。

最後に、分析力は優れているのだから
自分の言葉や気持ちを客観視できるようになったら
自分がどんな時に傷つき、どんな時に動揺するのか
そういった感情の鈍さをカバーすることができる。
自分の感情に気づけるようになったら、
自分で自分を救えるようになりますよ。

とのこと。
これはなにもアスペルガーの人だけの話じゃないと思う。

仕事が過密だったり、家事で手一杯だったりして
キャパが狭まっている時に、自分の感情を後回しにしている人なら
誰でも陥る悲劇のヒロイン・ヒーローへの沼の第一歩なのではないかしらん。

日記もつけられないくらい忙しさを感じるようになったら
いったん休憩をするのもいいかもしれないですね。

これから師走になっていきますが、
みなさんもどうかご自愛ください。

そんじゃ、私はこれから友人のクロージングパーティーに出かけてきます。
またねー!モイモイ
コメント
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