あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

タイミングを大事にするタイプ

2020-10-06 | from:sachiaki
どんなものでも「その時」というものがあると考えているタイプなsachiakiです。

だからなんか連絡がすれ違っていたり、
色んな人から勧められたりしても自分の心が動かない時や
アプローチする時ではない、って思っている時には
とりあえず保留にしてしまうクセがあります。

手に入れるべき、出会うべき時、
そういったものはちゃんと来るって思っている方だってことです。
だからコツコツと目標を立てて、
そこにアプローチをしていくタイプとはだいぶ違うし、
タイミングがずれてしまっていると感じたら
距離をそのまま保留してしまって
気づいたらずっと縁ができないままってことも
ままあったりします。

そんなわけで、「ロボット・イン・ザ・ガーデン」も
2017年に紀伊国屋で見かけて「これは自分が好きなタイプの本だな」
なんて思って手に入れたものの、本棚の肥やしにずっとなっていて
このたびようやっと気が向いたのもタイミングだったのだと思います。
気づいたら一気読みをしてしまってました。
1日で読めるんだったら、なんでずっと読まなかったんだろう。
まぁこんなことこそタイミングなんだけどw

おりよく今は劇団四季さんでミュージカルになるそうですね。
なので本は読んでいなくて、これから公演を楽しみにしている人は
ここから先は読まないでくださいませ。




















ページをめくっていって話の終わりに近づいている時に
あれ?なんかこのオチは知ってる気がする……ってなってまして、
めちゃくちゃ頭の中でモニャモニャしてしまいました。
ロボットがいるかどうかではなくて
ダメダメ主人公が大いなる旅路の果てに
離婚を突きつけられた妻へ、どれだけ自分が至らなかったかに気づき、
子供が欲しくないと思っていたけれど、
彼女が産む子供なら自分は育てられる!と
たくさん準備し続けるところとか。
また、離婚した妻が選んだ再婚予定の男は
ダメダメ主人公とは違い、パーフェクトな職業、容姿をしていて
ダメ主人公に対して圧倒的に勝ち組にいたはずなのに、
元妻が妊娠した子供がどちらの子供かわからない……
ということもあって、パーフェクト男の方は
まったく赤ちゃんを迎える準備ができていない。
色々とあって結果的にダメ主人公の子供だと判明する。
ーっていうやつなんだけど、
ビジュアルも覚えているぐらいなので
おそらく映画で見ているんだけど、
なんだろうコレ……めちゃくちゃモニョる……。
ってなっているのです。

なんとなくロビンウィリアムスが出ていたような?
いや、もっと違った人だったかも??

内容は違うし、当然なんらかの話っていうのは
どこかで似たようなシチュエーションがあるものなので
パクリだ!とかそういったことを言いたいんじゃなくて
あぁ…このネタはどこかで見た…でも思い出せない><
っていうモニャモニャなのです。

まぁ、それはさておいて。
大変良いほのぼの小説でした。
会話が多いのでラノベ感覚でスイ〜ッと読めます。
ともかくダメ主人公がそれ以上にポンコツで頑固なロボットとともに旅をすることで
まったく別の感じ方や世界の見え方、自分自身の捉え方などが変化していく
そしてそれとともにロボットも世界を学習していき、
本来のとてつもない可能性に満ちたロボット的成長を見せていってくれます。
そしてこれを読むことによって、
日本人が持っているロボットへの愛情って
やっぱ世界的に見てもだいぶ変わっているのだな
って気持ちと、それについて誇らしく感じたりするのでした。
とはいえ、やはり一定数の人は
「ロボット(もしくは人工知能たち)になにを慮ることがあるのだ」
なんてことを思う人もいると思うので、
そんな方たちにはこの本を読んで
知能を持つということがどういうことかってことを
少し踏み込んで考えてみてはいかがかな?
なんてことを思ったりしました。

業田良家の漫画の中(悲劇排除システムの中に収録)にも
車の衝突試験用のロボットに感情が芽生える話があったな〜
なんてことを思い出したり。

人間とはなんぞや?
ってことを考えるタイプにはガチで入り込めるストーリーだし、
そうでなくとも、ポンコツロボットのいじらしさなどにも
すごく胸を打たれると思います。
子育てされている方たちってスゴイんだな
なんてことも思ったりもする一品です。

そんなわけでもう朝になるのでそろそろ寝てきます。
そんじゃまた。モイモイ。
コメント
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