映画を見たり、本を読んだり、美術館へ行ったり
カウンターカルチャーとはなにか?というような
本だの動画などを見たりと、色々としているんですけれど、
昨日は横浜の元赤線地帯をプラプラしてきたsachiakiです。
私のことを知っている人には薄々ご承知の通り
ゴールデン街でバイトしてたくらいなので
うらぶれた街みたいなところが好きでしてね
クリーン化していく街並みの
まだギリギリ残っている危うい文化の空気を感じに
横浜の野毛の方までおでかけしていました。
桜木町のデートスポット、
華美なほどに洒脱にかまえたブルーライト横浜。
そんな港町の裏手には
かつてのちょんの間(性的サービスを施す間)の
名残が身を寄せ合うように並び立っていて
今は居抜きでスナックなどになりつつも
いかがわしい雰囲気の残り香を漂わせておりました。
歌舞伎町がだんだんとまた治安が悪くなっているけれど
それとは別として、世の中全体では
クリーン化に拍車がかかり、
家のない人が雑魚寝をしているのを見かけたり
生活のために一晩(ていうか一時?)身を売る人も
目にする機会はなくなっているし、
そういった方に転ずる人もわかりにくくなってきているけれど
光が強かったり範囲が広くなればなるほど
影は小さくても目立つようになるのですよね。
誰しもが抱えている闇を隠さなくなかった昭和から
ポップに闇を飾る平成を経て
闇は闇でなく屈折した光となって
観光客達を呼んでいるようにも感じました。
とはいえ、アムステルダムの飾り窓がなくなったように
そのうち日本の電飾たちも少しずつ
意味の違う方面へと移り変わっていき
電飾を必要としていた産業は
見えにくくなっていくのでしょう。
と、めちゃくちゃ曖昧に適当なことを書いているけれど、
あまり直接的な言葉を羅列していくには
今の社会には不適合な感じがして難しいなぁなどと思ったり。
本当はそういった職業や虚業が少しはあった方が
世の中の溝を埋めてくれるような気もするけれど
まぁ流れには逆らえないですものね。
そして別の方で歪んだ形で出てくるんだろうなぁ。
いじめの陰湿化が加速する……みたいな感じで。
そんなことを思いつつ、
冷えた体にアルコールを流し込んで
昭和の残火を瞼に焼き付けて帰宅しました。
さて、明日はがん検診の結果を聞きにいきます。
再発してないといいんですけどね。
それではまた。モイモイ