岐阜の画廊 文錦堂

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「~唐津・高麗~ 矢野 直人 陶展」会場奥風景

2016-07-12 12:32:43 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は、朝から厚い雲に覆われて大変蒸し暑い1日となっています。(汗) 

さて、連日多くの愛陶家の方々に足をお運び頂いています「~唐津・高麗~ 矢野 直人 陶展」 【 ~17日()】。

それでは、昨日に引続き、今日も個展会場風景をご紹介致します。
本日20:00~より、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて出品作品を順次掲載させて頂く予定です。



先ずは、今展でも大きな話題となり、二日目にして出展作品すべてが “完売” となった朝鮮・斑唐津による【割高台ぐい呑】が並びます。
藁灰釉と鉄釉がそれぞれに溶け合い変化に富んだ趣は、存在感溢れる割高台の造形と合わさり見所の多い作品に仕上がっています。



会場奥正面は、茶碗や水指など「茶器」群が整然と並びます。 
まるで長次郎の如く凛とした趣を放つ黒釉による茶碗は、漆黒の釉肌に様々な景色が彩なし来場者の目を惹きつけています。



絵画は、 夏にピッタリな志水 賢二作(1971~ )による「Ride the Wave」。

続いて、茶碗群に交じって朝鮮唐津黒釉による「花入」類も並びます。 



違い棚には、朝鮮王朝初期に作られていた総釉「黒高麗」を思わせる黒釉作品が並びます。
李朝特有の素朴な作行きに瓢など日本人の感性に合った造形を組み合わせた作風は、今展でも人気を博しています。
今展では、黒釉による「割高台」作品も初めて発表されました!



最後は、酒器党垂涎の「ぐい呑」コーナー。 矢野さんの代名詞的作品である朝鮮唐津・斑唐津による魅力溢れる酒器が揃います。



明日からは、多くのお客様方から大好評頂いております「私の一押し作品!!」を種類別にご紹介していきたいと思います。 乞うご期待!!
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「~唐津・高麗~ 矢野 直人 陶展」開幕です!!

2016-07-11 13:10:29 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は朝からギラギラと太陽が照り付けており、最高気温も36度を記録しています。
水分をこまめに取っていただくなど、熱中症には十分にお気をつけてください!!

さて、東海地方2年ぶりの開催となった「~唐津・高麗~ 矢野 直人 陶展」 【 ~17日()】が、いよいよ始まりました。
矢野さんがぎっくり腰になられて急遽岐阜に来られなくなるハプニングもありましたが、唐津を代表する若手人気作家の新作群を一目見ようと、県内外から連日多くのお客様にご来廊賜わっております。

明日12日(火)20:00~弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて、今出品作品を順次掲載させて頂く予定です。

それでは、「~唐津・高麗~ 矢野 直人 陶展」の会場風景をご紹介致します。





先ず玄関正面は、DMに掲載致しました「斑唐津割高台茶碗」を中心に存在感溢れる「割高台茶碗」が並び、来場者を出迎えてくれます。
玄海の荒波を想わせる景色豊かな「斑」「朝鮮唐津」作品に、多くの来場者が目を奪われました。
額は、西岡 小十 作(1917-2006) 画賛 「これ くうて 茶のめ」。




床の間には、桔梗と小判草を活けた「黒釉花生」を。 
掛軸は、加藤 東一 画伯(1916 - 1996年/ 文化功労者・日本芸術院会員・日展理事長)が岐阜の夏の風物詩「鵜飼」を詠った画賛を。
「めくるめく 篝火の湯に 鮎踊る」。



朝鮮唐津・斑唐津・黒釉・刷毛目・白瓷・・・など、唐津焼ならではの多種多様な食器群が並びます。



矢野さんならではのセンスの良さが光る食器群は使い勝手が良く、和洋問わず毎日でも使いたくなります。



明日も引き続き、画廊奥の会場風景をご紹介致します。 乞うご期待!
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DM掲載作品紹介/「~唐津・高麗~ 矢野 直人 陶展」より

2016-07-05 11:23:59 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日の岐阜は最高気温が34度と予想されるなど、朝から猛暑日となっています。(

さて、今週末からはいよいよ「~唐津・高麗~ 矢野 直人 陶展」 【平成28年 7月 9日(土)~ 17日()】を開催致します。
有望な若手作家が群雄割拠する唐津において、現在最も注目を集める矢野さんの東海地方2年ぶりとなる個展ということもあって、開催前から事前のお問い合わせが後を絶ちません。
改めて、愛陶家の方々の矢野さんに対する期待の高さを感じております・・・。

それでは、開催を前にしてDM掲載作品をご紹介させて頂きます。
今回の作品は全て昨年末にそれまでの連房式登窯から新たに割竹式登窯へと築き直されてからの作品で、炎の洗礼を浴びて生じた予期せぬ景色が存分に楽しめる仕上がりとなっています。

先ずは、窯の中で一番火前の場所に置かれる「斑唐津」による平茶碗から。
猛暑が予想される今夏ですが、見込に矢野さん独特の鮮やかな青みを見せる「斑唐津」は涼が感じられて、今夏にピッタリな一品といえます。



   矢野 直人 作 「斑唐津割高台茶碗」 H 6.2×D14.5cm・・・・・(売約済

続いて、漆黒な器肌に強還元によって生じた茶褐色の景色がなんとも幻想的な「黒釉」による徳利を。



   矢野 直人 作 「黒釉徳利」 H18.0×D 8.6cm・・・・・¥27,000-

最後は、風光明媚な名護屋湾を一望出来る絶景の場所に工房を構える矢野さんならではの“景色”が楽しめるぐい呑も。
文錦堂オリジナル作品文錦堂のみで販売)による「割高台」作品となっています



   矢野 直人 作 「斑唐津割高台ぐい呑」 H 4.0×D 8.2cm・・・・(売約済
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週末特別企画/Museum Piece 編

2016-07-03 16:14:23 | 工芸
皆様、こんにちは。
週末最後の日曜日、いかがお過ごしでしょうか?

今日の岐阜は、朝から曇り空に覆われて蒸し暑い1日となっています。

さて、今日はミュージアムピース級の作品が新たに入荷してきましたのでご紹介させて頂きます。
長年美術商を営んでいると、時として思いがけない作品に出会うことがあります。
今日ご紹介させて頂きます2点も作家の作品集に掲載するような代表作であり、まさに業者冥利に尽きる作品と云えることでしょう。

先ずは、故 加藤 卓男(1917-2005 人間国宝)先生の代表作である「ラスター彩」の逸品です!!
ペルシャ陶器の技法のうえに、日本的な意匠と技法を融合させた作品は、極めて幻想的かつ品格溢れる趣を醸し出しています。



     

 加藤 卓男 作 「ラスター彩胡姫文花入」高22.2×径14.6cm (売約済

 逸品の証とも云うべき安藤箱に収まっています。

続いては、私も今回初めて手に取る機会を得ましたが、美濃陶の巨匠 故 加藤 唐九郎(1897-1985)先生の一無斎による茶杓です。
荒川 豊蔵先生の茶杓も有名ですが、唐九郎先生も生前に10本ほど制作されたと聞き及んでいます。
「無」と銘されたこの作品も強烈な個性で陶芸界を席巻された唐九郎先生らしく、豪快で猛々しい趣を放っています。
互いに美濃の古陶に魅せられ戦後の日本陶芸を代表するお二方は、茶杓においても「動」「静」に分かれた印象を感じます・・・。





   加藤 唐九郎 作 「茶杓 銘:無 一無斎」長さ18.4cm (売約済

 漢学者服部担風翁より「一無斎」の号を贈られ、代表作の多くに箱書きされています。

是非、この機会にミュージアムピースをコレクションに加えてみてはいかがでしょうか・・・。
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次回展DMのご案内。

2016-07-02 17:22:28 | 工芸
皆様、こんにちは。

早いもので、もう7月なんですね!? 1年の半分が過ぎたかと思うと、改めて時の流れの速さに驚きます・・・。

さて、先の「NEW Generation展 2016」 も無事に大盛況のうちに終えてホッとするのも束の間、来週末からは次回展が開催されます。
取急ぎ、DMをご紹介させて頂きます。

次回展は、現在唐津の若手作家の中でも最も注目を浴びる矢野 直人さんの2年ぶりとなる個展です。
次回展もまた話題の展覧会となりそうで、今から開催が待ち遠しい限りです!!

 「~唐津・高麗~ 矢野 直人 陶展」 平成28年 7月 9日(土)~ 17日() 会期中無休

有望な若手陶芸家が群雄割拠する唐津において、現在最も注目を集める矢野 直人さんの2年ぶりとなる個展です。
古唐津に憧れ、研究することで生み出された艶やかな釉調、自然な窯変など、素材の魅力を最大限に引き出された矢野さんの作品は、高く評価されています。
昨年末にはそれまでの連房式登窯から新たに割竹式登窯へと築き直され、更なる高みを目指し挑戦を続ける矢野さんの新作群を、皆様お揃いでご高覧賜りますようご案内申し上げます。

※9日(土)~10日()、矢野 直人先生在廊の予定です。
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