社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について
書いています。

歴史模擬授業も展開中♪

塾講師四コマまんが7 いろんな人がいることを自覚する

2010年03月17日 16時52分36秒 | 自家製 塾講師四コママンガ

昨日も600以上のアクセスありがとうございます。
訪問者数では5,540位に、週別では5,574 位に入ることもできました。

今回は塾講師四コマです。
塾講師とは直接関係ないのですが、
ちょっとお話したいな~ということがあったので、アップさせていただきました。

今回は、実家だけで使っている用語という話ですが、
実家ではあたりまえだと思って使っていたものや習慣がそれぞれの家庭で違う、
ということを知るのが、幼稚園から小学校だと思います。

私の家は割と旅行をする方だったので、旅行をあまりしない同級生に
「なんで旅行にいかないの?楽しいのに。」と言ってしまい、
今思いだすと失礼なことを言ってしまった、と思います。
旅行は経済的・環境的に難しい家庭だってある。
相手には旅行しないだけの理由があるかもしれないのに、さらっとそういうことを言ってしまった、と。

小学校のころは、全員お互い様なので、相手の思わぬ言葉で傷ついたりして
「なんであの子はそんなひどいこと言うの?」とお互い相手を憎むだけでしたが、
今思うと、私は私は相手を傷つける言い方をしたのかなもな、と思います。
ごめんさない。
(相手を憎む心が強すぎると、いじめにつながるので、そこまでいかないように気をつけなければいけません。そしていじめはどんな理由があろうと、する方が悪いです。)



だから、小学校のころは、周りの一般的な状況と、自分の家の状況の差を考慮して、大人しくするのが円滑に学園生活は送れるのかもしれません。

ただ、そういうことを考えないから子どもなんですが・・。
それに、小学校のころにそういうことを学ばなければどこで学ぶということにもなりますし。

また、中学生・高校生になると、自分と他人の違いも自覚してきます。

そして、大学でさまざまな視点から見ることを学び、社会人になって、世の中のしくみやいろいろな社会層で生きている人々を知ることになります。


よく、すいっと勉強できたり、得意科目を教えている先生が、
苦手な生徒に言いがちな言葉に、
「これは簡単でしょ!」と。いうものがあります。

本気で出来ないから先生に相談しているのに、「簡単だから」と一蹴されてしまい、「自分がだめなんだ・・」と落ち込む生徒がいます。


また、勉強ができることで今まで生きてきたと思いこんでいる先生が、
宿題をしてこない生徒に、
「学力レベルの高い高校(大学)に行けなかったら将来ろくな人間にならない!」
と暴言を吐くことがあります。

でも、「ろくな人間でない」というのはどういう人間なんでしょう。
無学だから、何もできないわけではありません。
もちろん、知識が豊富な方がどんな仕事をしても有利です。
栄養素を知っていたらよりおいしい健康な料理は作れるし、歴史まで知っていたらより深い作品をつくれたりします。
でも、勉強ばかりしていたら、料理の腕や物語を構成する力は養われません。

ですので、今回おこるべきことは「宿題をしてこない」ことです。
宿題が大切かどうかが問題なのでなく、「やってこい、といったことをやってこない姿勢」がいけないのです。
これは、どんな状況でも、それは許されませんので。


自分が歩んできた人生をすべてだと思わず、世の中にはいろんな価値観・社会層がいることを念頭において、その子がどのような人生が一番輝けるか、そして、それを叶えるために障害となる姿勢や学力の差、を考えて、指導するのが塾講師にも大切だと思いました。












最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。