=家庭用製麺機 田中式 Ⅱ号に決定=
自家製麺といえば格好は良いのですが、商売である以上
麺1玉当たりの単価が業者から仕入れる価格より低く
なおかつ美味しくなければ意味がありません。
そこで色々検討した結果
小型で場所を取らず、価格も安いという条件も満たしたのが
ネットオークションで購入したこの製麺機でした。
価格は2万5千円位で落札したと記憶しています。
この時期はこの手の製麺機は中古品しかなく、
新品に近い中古だと5万円位はしたと思います。
今でも価格は変わりませんね。
型も小型と大型(少し大きめ)があり価格も若干違います。
=業務用製麺機仕様に改造=
送られてきた機会を見ると
そのままの状態では麺の量産は出来無さそうと判断。
どうしようか?考えていたら店内に
本を陳列していた棚が目に留まった。
これは植木鉢の植物や花を置く台でしたが
いつの間にか本棚として使用していたものです。
田中式製麺をその上に据えてみた。
何とサイズがピッタリ!おお~~感動的でした。
ハンドルを回してみたら高さも丁度いい。
=早速ホームセンタに出向いてパーツを購入=
何しろ前例もお手本も無いので、取り敢えずホームセンターに
行って必要な板や丸い棒、ネジ、留め具等思いつく物を購入。
ホームセンターに着いてから何を買うか考えてる訳ですから
行き当たりばったりとはこの事ですね。
制作に3日位はかかったと思います。
2019年2月に五島軒を閉店するまで
9年近くもこの製麺機は働いてくれました。
=小野式・田中式など戦後普及した
家庭用製麺機は名機揃い 現在も活躍中=
今出回っているこの手の家庭用製麺機は戦後普及したものが多く
かなり古いですが、とても丈夫です。
少々固い生地でもグイグイ回せて壊れにくいです。
しかし、それでも壊れた場合替えのパーツは有りません。
業務用としてガッツリ使用する場合は注意が必要です。
中古でもいいので予備としてもう一台同じ型を揃えておくと安心です。
前置きが長くなりましたが次回はいよいよ
実際この機械を使って製麺し、営業してみての感想や注意点
人玉当たりの原価と製麺時間と労力などについて
突っ込んだ内容を書きたいとおもいます。
写真はその後全粒粉を練りこんだ麺の制作の様子です
麺を自家製に切り替えた経緯や
切り替えてみてどうだった?かなど
書いてみたいと思います。
2010年頃
とんこつラーメンをもっと盛り上げるべく
福岡県の自治体が主導バックアップした「らー麦」が発売されました。
何だそれ!と、思いましたね。
早速取り寄せて
五島うどん風手延べ麺に挑戦するも挫折
最近だんだん記憶が曖昧になりかけています。
多分、自家製麺を始めたきっかけは動画か何かを見て、
手延べ麺のラーメンが作れないかと、
考えたのがきっかけだったように記憶しています。
ネットで調べてやっていましたが
何しろ誰にも教わったこともないし
作ってる所を見たわけでもないし
失敗の連続でした。。
よ~く考えてみると予想外に広めの場所が必要だし
伸ばすタイミングが来たら他に何もできなさそうだし。
いろいろやってみて無理と判断。
ただ、
失敗した麺でもあごだしで食べてみると
これが旨いんですよね
日本の手延べ麺(うどん、そうめん)等
中国からその製法が伝えられたようです
4年前に投稿した記事
この記事の動画にそのツールがあります
手延べ麺は諦めて、次に考えたのがいわゆる
麺棒で伸ばす手打ちうどん風ラーメン。
ラーメンの麺ですからかん水が入るので、
うどんより生地が固い
これはやる前から体力的に無理と最初から決めていました😅 。
長くなりそうなので今回はここまで
次回
昭和の名機【田中式 小野式】家庭用製麺機に続きます。
五島列島や平戸の近海で獲れた飛び魚(あご)を
炭火で焼いたあと天日干しにしたのが高級とされる焼きあごです。
炭火で焼いたあと天日干しにしたのが高級とされる焼きあごです。
と、前回の投稿で書きましたが
五島・平戸産か?
そうでないかは手に取るだけでわかります。
長崎産と表示の焼きあごと五島・平戸と表示の品は
全然別物です。
長崎産表示の焼きあごは
全国各地で取れた飛び魚を長崎県の加工場に集めて
ガスの火で焼いて(一部炭焼きもあるかもしれません)
焼きあごに加工したものです。
五島・平戸産表示のは五島列島から長崎平戸近海で毎年9月頃の時期に
取れた飛び魚を原料にして炭火で焼いています。
この違いが結構重要です。
五島列島には飛び魚の産卵場所があります。
回遊魚である飛び魚は一年かけて旅した後
春ごろに産卵の為五島列島に帰ってきます。
その春に生まれた稚魚は8~9月秋になると
その習性から一年の旅に出かけます。
まだ未成魚なので小型(15cm位)で体は引き締まっており
アブラはのっていません。
これが高級焼きあごと言われる由縁でもあります。
近年
漁業従事者の高齢化・後継者減少・地球温暖化問題の
影響などにより原料不足で価格は徐々に上がる傾向にありました。
五島軒開業当時は五島列島の生産元から
9kg入りを業務用として仕入れていました。
1kgが3000円位でした
商売をするうえで、
中間業者を通さず直接取引をするというのは
安く仕入れられる反面
ある危険性を秘めています。
弱小店舗では特に気を付けたい出来事に翻弄されます。
五島軒開業から3年経った9月頃
焼きあごの新物が出回るのを見込んで、
在庫を使い切った頃に注文を出したところ、
先方のから突然の通告が・・・・・
「今年は原料の飛び魚が不漁で
焼きあごが不足している為お送り出来ません」
え!何それ!
取り敢えず何キロかでも無いと困るのですが・・・
「申し訳ありません。現在出荷できる物がございません」と。。
(´;ω;`)ウゥゥ
突然ですよ。
これが生産地の対応でした。
焼きあごは1年に9月頃しか捕れないので
来年までお待ちください。
と、すご~~~~~~~い事をおっしゃる。
これが「焼きあご」という材料としての特徴でもあります。
急遽ネットで焼きあごを取り扱っている卸問屋を探して
倍くらいの値段でしたが
ようやくその場をしのぎました。
五島列島以外のいろいろな方面を探しているうちに
長崎県平戸の生産業者にたどり着きました。
値段も1キロ2500円の卸値で納めてくれるという。
まさに地獄で仏に出会ったような。
今では信じられない値段ですよね。
それからは何事もなく数年が過ぎたのですが、
平成18年ごろ 再び深刻な事態になります。
五島列島の業者と取引していた時と
全く同じ事が起きたのです。
原材料高騰に加えて
焼きあごの知名度が全国規模で上がりました。
急激に焼きあごが高騰した原因は
大手だしメーカーの原料買い占めで、
飛び魚が一旦漁港に出て焼きあごに加工される前に
漁師から直接買い付けるメーカーまで現れます。
一時ネットを含め市場から五島・平戸産が消えました。
ひどい時など1キロ1万円位の値段がついていましたね。
それまで長らく取引していただいていていた平戸の生産業者からも
突然
いくらお金を積まれても無いものは無い的な
事を言われ、まさに窮地に立たされます。
仕入れの注文を出したら
これを突然言い渡されます。
五島軒を閉める2年位前の話です。
(´;ω;`)ウゥゥ
どうしよう!どうしょう!😞 😞
ほかの材料(昆布、煮干し、シイタケなど)を
仕入れていた地元業者にその事を話すと
その食材卸業者の担当から
会社で焼きあごを仕入れられるルートが有りますよとの事。
個人の小さな店は地元の食材卸業者と付き合いも大事だと
痛感しましたね。
・その焼きあごは長崎産ではあるけど、五島や平戸産ではない。
・値段が4000円と、今までより高い。
・急に有りませんなど言わない。
こんなことを条件に業者から仕入れることになり、
何とか営業持続できました。
しかし、長崎産焼きあごは
それまで使ってきた焼きあごとはやはり違っていました。
単体でだしをとると分かるのですが
見た目も違います。
五島や平戸産は小ぶりで硬く締まっています。
2つに折るとパキッと折れる感じです。
長崎産は2つに折るとき
折れやすくバリッと折れるかんじです。
五島軒のスープは初期の頃は
焼きあごの比率が多かったのですが、
原価計算や他の材料との相性など
いろいろ試行錯誤を繰り返すうち比率は下がっていました。
しかし看板に掲げているいじょう
無くてはならない材料であるのは間違いないわけです。
では、純和風のラーメンを目指すとき
焼きあごを使うべきか?
と、今 問われれば
全くその必要はない
これが10年やってみた私なりの答えです
煮干しや節などの材料を主体にしても
美味しいラーメンは出来ますし
焼きあごを沢山使えばラーメンスープが
より美味しくなる訳でもありません。
ただ煮干しラーメンを作る場合は注意が必要ですね。
煮干しは焼きあごとは違い癖が強い素材です。
使い方によっては良くも悪くもなりえます。
焼きあごの良いところは
うまみは強いのに雑味やえぐみ等の癖がない所です。
スープを仕込んでいてもほとんど失敗することがありません。
特に五島列島産焼きあごはその商品名だけで
メニュー表示の際に高級ブランドとしての力もあります。
もうあり得ない事ですが
もし、もう一度ラーメン屋をやるとすれば
煮干しを主体にしたラーメンを研究してやるでしょう。
ダルマに目玉を書いて
魂を入れると云うのがあります。
五島軒のあごだしラーメンはネギ油を垂らして
スープが完成します。
今回はダルマの目ともいうべき
ネギ油の作り方を書いていこうと思います。
決して難しくは無いけど、
家庭ではなかなか作りませんよね。
でもコレ!
作り置きしておくと意外に重宝します。
インスタントラーメンにかけたり、カレーにかけたり、麻婆豆腐
炒め物、などに使うとワンランクUPするかも。
唐辛子を多めに入れればラー油にもなります。
=五島軒風ネギ油材料=
白ネギ 4~5本 ザクザク輪切りにする
ニンニク 2玉 皮をむいてスライス
唐辛子 10本位 数量は季節や好みで調節する
(みじん切りでもホールのまま)好みで
煮干し 100g
黒ごま油 500㎖
サラダ油 1800㎖
これで出来上がりが1800㎖(一升)になると思います
材料が油を吸って減るからです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
=作り方と説明=
「先ずごま油500㎖ サラダ油1800㎖について」
ごま油100%にするとゴマの香りが強すぎるのと
色が濃くなり過ぎるからです。原価を抑える狙いもあります
「煮干しについて」
これは入れなくても良いと思います。
魚の香ばしさをプラスするために使っていました。
「作り方」アクが出たらすくいながらの作業です
1⃣煮干し以外
の材料を全て中華フライパンか鍋に入れて
火にかけます。
2⃣油が高温になる前に火を弱火にします。
(低温を維持する事)温度を計ったことはありませんが、
130℃位ではないかと思います。
3⃣低温を保ったまま時々混ぜながら1時間
(材料を揚げるというより煮る感じです)
4⃣1時経った時ニンニクがうっすら茶色に色ずくのがベスト!
5⃣このタイミングで煮干しを追加する。
6⃣20分程経ったら最後の10分は仕上げ段階です。
7⃣火をやや強めにして目安はニンニクに
濃いめの色が付き始めたら即、火を止めます。
8⃣油漉し等を使って漉してネギ油完成
作り方や材料はこれが究極のレシピと、いう訳ではありません。
自分好みに自由にアレンジして下さい。
=注意=
濾した直後の材料は化学反応で、
温度が上昇を続けて煙が出る場合があります。
ゴミ箱に捨てる時はくれぐれも油断しないように。
五島軒のラーメンに完成はなく
常に進化の途中でした。
10年経った今さらですが、
最近麺を変えました。
カンスイと全粒粉も外し
ラー麦と塩と水だけで打った麺です。
これをもちまして、
五島軒のあごだしラーメンを完成といたします。
この10年間
我がままに
好きなように、させていただきました
皆様方のおかげです
ありがとうございます
2018年4月9日よりお店の電話番号が変わりました。
新電話番号は(FAX共)
092-791-8480 です。
ご迷惑をおかけいたします。
今後ともよろしくお願いいたします
お休みのお知らせです
6月2日目「金曜日」急用につき
営業をお休みいたします
よろしくお願いいたします
6月2日目「金曜日」急用につき
営業をお休みいたします
よろしくお願いいたします
五島軒の人気メニュー
ぶた高菜丼(ぶた高菜ミニ丼とラーメン)
のセット750円がな、な、なんと500円ぽっきり
で食べれるクーポン付きで掲載されています。
ランチパスポート天神・博多版Vol.13
利用可能期間2017年1月25日~2017年04月24日
利用可能エリア
天神・大名・今泉 博多駅周辺 薬院・警固・赤坂・平尾
舞鶴・大手門・長浜 渡辺通・春吉・高砂・清川
年末は
12月31日まで営業です(昼11:30~2:30)
年始の営業開始は
1月6日(金曜日)(昼11:30~2:30)からです
五島軒のゆずごしょう(2020年5月28日更新)
メーカー(佐賀県にある山崎農園)から仕入れたゆずごしょうに
大葉、生姜、エキストラバージンオイル等を加えています
=記憶をたどって=
柚子胡椒(青)(赤もあります)2キロ(1キロ2500円位)
大葉 100枚(みじん切り)
生姜 500g(みじん切り)(摺りおろしてもいいかも?)
エキストラバージンオイル(300~400cc)硬さを見て調節
酢 (200~300cc)硬さを見て調節
塩 (100~150g)好みで調節
大きなボールに材料を入れてかき混ぜて出来上がり
*使用している材料や分量は好みで変えて自分だけの
オリジナル柚子胡椒を完成させてください
これはあごだし麺に限らず
冷や奴や鍋物、
アイデア次第で様々な使い方が出来きます(o^^o)
市販の柚子胡椒よりまろやかで
当店は5、6年前からラーメンもうどんも自家製麺で
営業してまいりました。
それでもうどんをご注文のお客様の中には
五島うどんのお店だと思い込んでいらっしゃる方が多数いらっしゃいます。
お知り合いの方をお連れになられて、
「五島うどんのお店」と、紹介していらっしゃるのを見かけるたびに
心苦しさも感じたり・・・
当店の自家製うどん麺は五島うどんにも勝る
という思いも有りますが開店当初を思い出しつつ
この際思い切って変えてみるのも良いのではと。(๑・̑◡・̑๑)
今月末から早速スタートです。
ラーメン屋の昼飯なんて
毎日だいたいこんなもんです
って、
他のラーメン屋で働いた事も無いのに
断言出来ないですよね
他のラーメン屋は賄いで何を
食べてるのかな?
毎日食べていても太らないのは
和風スープだからでしょうか?
毎日だいたいこんなもんです
って、
他のラーメン屋で働いた事も無いのに
断言出来ないですよね
他のラーメン屋は賄いで何を
食べてるのかな?
毎日食べていても太らないのは
和風スープだからでしょうか?
五島軒メニュー
動物系を一切使わず、魚介と野菜のダシで作るあごだしラーメンとうどんを提供しています。
麺は福岡産ラー麦100%使用の自家製麺です。
ラーメンに完成は有りません。
いつでも進化の途中です。
※土曜日の夜は休みです