老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

観劇に

2010-02-23 21:10:01 | 日記
先週末に劇団はぐるまの55周年記念公演を観て来ました。
演題は井上ひさし作「頭痛肩こり樋口一葉」でした。ホールの席数が少ない事も有って開場すぐに席は埋まってしまいました。
こうした地方の劇団の公演はほとんど観た事が有りません。今から40年位前に縁が有って名古屋で観たのですがその時はかなりの空席が在りました。

お芝居の概要は樋口一葉が小説家として売り出す前までの貧しい生活を演じた物でしたが、観劇前の想像では登場人物が全部女性でしかも幽霊役まで有ると言うので暗い重い劇かと思って居ました。

ところが話は全く別で一葉が将来を描く妄想に取り巻きの女性4人と一人の幽霊が翻弄されると言う悲しくも有り笑いも有ると言うお芝居でした。
さすがに商業演劇としてやっておられるだけに演じる皆さんも遜色なく上手でしたよ。
今回、観劇をしてこうした愉しみを少し考えてもいいかなと思いました。