なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

岩崖峰

2019-03-10 | 雪の山

「行きましょう。」と言われて、「いいですね」と答えた。
よくわからないけど、名前が名前だけにロープ等も持っていきましょう、的な雰囲気で出発。

一般的ではないPeakに行くのに、さらに一般的でなさそうなルートを選んだので最初から苦労を強いられる。


近いところをわざと遠くして行くようなライン取りの上、稜線に出るとたどり着いた途中の雪付き岩峰にロープを出して登る。

これが、今年初のロープ登攀。

手稲山をバックに細い稜線を登る。どんどん細くなって…。



「岩」を終えると「崖」が出るってことですね。



さて、ここからが面白かった。
GPSもちのしょうたろさん、「ここは三角点ではない。」らしい。

細い稜線はずっと続いている。
とりあえずまだ高いところがあるから、どうにかしていきましょう、ということになり…。


上がったはいいが、ほんとに細い稜線。
詳しく言えない支点で懸垂。

降りてなお、三角点に情熱を傾けさらに探索。
「あっちがまだ高い。」ということで、またもやアックスを使って上がる。
そこで岩に絡まった針金を目ざとく見つけるしょうたろ氏。
「近くに三角点があるはずだ!」

雪を掘り返すこと30分。
一度は「消失」で片付けようとしたその時!


「お宝はふり返った時に見つかる。」がしばらく教示になりそうです。

最後は、微妙な雪の斜面をピューっと滑って下山。


春だわ~。