久々に西新宿ネタ。
数年前にフィーバーした(?)記憶のあるシェア・スタジアム関連から、新たな映像が登場。
「AT THE SHEA STADIUM “LPP”16mm Film Print Digital Tele -Cine」
数年前、ABC放送用マスターから、という触れ込みで高画質バージョンが流出しましたが、今回のコレはソレとは別物。
映画撮影に使われたネガフィルムからポジフィルムに起こした段階のLPP(ローフェード・ポジティブ・プリント)と言う第二世代にあたるフィルムだそうで、これまで出回ってたものとはまったくの別ソース。
よりオリジナル近い色彩が記録されているというのが最大の特徴!

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さっそく見てみると、インフォに偽りのない綺麗で自然な色!。
これまでの、カラー映像でありながらコピーを重ねるうちに退色してセピア色になってしまった様な映像とは段違い。
インフォにもあるとおり、映画「イマジン」や、「アンソロジー」でこのシェアの映像が登場した際に、「こんな綺麗な状態で残ってるんだ!」、と驚いたのと同じような驚きを味わえます。
そこにこれまた数年前流出したオリジナル音声がシンクロされているので、臨場感たっぷりにシェア・スタジアム・ライブが楽しめます。
映像と音声が両方ともリアルな状態に近づいたところでとても印象に残ったのが、かのリンゴのつらい演奏シーン。
モニターできないせいか、ややフラットしたままリンゴが歌い続け、ポールもマイク・トラブルで声が聞こえない(録音トラブル?)という過酷な状況。
映画ではスタジオ・テイクと差し替えられていたシーン。
ところが映像だけを見る限りリンゴはいつものように、陽気に首をふりながらこのエキサイティングな状況を楽しんでいる様子。
まるで、「どうせ聞こえてねえんだろ、映画用のシューティングなんだから見た目だけいつものロック・ドラマー演じてやるよ」的な(笑)腰のすわったタフさ、というかプロのエンターティナーぶりを感じてしまう

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一方その傍らでリンゴが音外してるのに気づいているのか、自分のマイクの調子が悪いのが気になるのか、ポールがやけに不穏な表情を浮かべて演奏しているのが対照的で、そこが妙にリアルなライブ感を感じさせてゾクゾクしてしまう

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映像をイジって「アップグレードしました」的なものとは違うので、シャープさにはやや欠けるものの、色味がこれだけリアルなのでストレスも大幅に低減されます。
おすすめの一本。
01.introduction “LPP” l6mm PRINT Digital Tele-Cine 02. introduction 03. Twist And Shout
04. I Feel Fine 05. Dizzy Miss Lizzy 06. Ticket To Ride 07. Can't Buy Me Love 08. Baby's In Black 09. Act Naturally
10. A Hard Day's Night 11. Help! 12. I'm Down
“RE-BUILT” 13. introduction 14. Twist And Shout 15. She's A Woman
16. I Feel Fine 17. Dizzy Miss Lizzy 18. Ticket To Ride - Everybody's Trying To Be My Baby (a breaf sequence) 19. Can't Buy Me Love 20. Baby's In Black 21. Act Naturally 22. A Hard Day's Night 23. Help! 24. I'm Down
“IN STEREO” 25. Dizzy Miss Lizzy 26. Baby's In Black 27. I'm Down 28. misterclaudel trailer
ED SULLIVAN SHOW AUGUST l4, l965 29. introduction 30. I Feel Fine 31. I’m Down 32. Act Naturally 33. Ticket To Ride
34. Yesterday 35. Help!